「FF11の本・雑誌記事」の記事

『ファイナルファンタジーXI ストーリーアルティマニア』が今日発売。
世界設定・シナリオあらすじ・インタビュー・全BGM曲目など全496ページ。
『アルティマニア』といえば、FFなどスクエニゲームの攻略本の定番ですが、
FF11については、これが初の『アルティマニア』です。

ゲームの攻略本というのは、ゲーム会社と出版社の間で、
この情報を載せるなら発売は何月何日以降、などと取り決めをするそうで、
『アルティマニア』の場合、できるだけ多くの情報を載せるため、
ゲームの発売からかなり経った後に発売されることが多いです。
(『アルティマニア』はゲーム会社=出版社ですが、特に変わらないようです)

ところが、オンラインゲームで、後から要素が増えていくFF11の場合、
載せられない情報が常にたくさんある、という状態のため、
『アルティマニア』と名付けるに値する攻略本が出せなかったのでしょう。
(スクエニ発売のFF11攻略本としては、2002~2005年にかけて、
『ヴァナ・ディール ワールドリポート』シリーズが何冊か出ていました)

ただ、最近では、ゲームの攻略情報を主軸としない本でも、
ベントスタッフが編集した本には『アルティマニア』と名付けられています。
これもそのひとつで、その名の通り、FF11のストーリーを総ざらいしています。
まとめられているのは、おそらく2008年12月より以前の内容で、
2008年12月と2009年4月に追加された部分は別項目で紹介されています。

今日買ったばかりで、まだ、きちんと通して読んでいませんが、
拾い読みした限りでは、FF11のあらすじを知るには充分な網羅ぶり。
制作に1年かけたというだけのことはあります。
まあ、あらすじだけで1冊本ができるほどのストーリー量、とも言えますね...。

ただ、言い方をかえると「今あるものを、きれいにまとめてるだけ」のようで、
"設定資料集"的なものとは違って、まだ表に出ていない新情報はなさそう。
その点では『FF 20th アニバーサリー アルティマニア』の形に近いですね。

よさげな使い方としては、この本をパラパラと読んでいって、
気になったところはミッション・クエストログを記録したwikiを読むとか。
動画サイトで探してみるとか。なんだったら実際にゲームやっちゃうとか。


何度か書いていますが、筆者がゲームの本に対して期待するのは主に2つ、
インタビューと音楽ネタです。

インタビューのほうは、なかなかのボリュームがありまして、
三国のシナリオを担当した木越祐介さん・河本信昭さん・佐藤弥詠子さん、
(ちなみにサンドリアは途中で担当が変わり、前担当の方は出ていません)
さらに齋藤富胤さんを加えてジュノ&『ジラートの幻影』『プロマシアの呪縛』、
そして続く『アトルガンの秘宝』と『アルタナの神兵』では、
齋藤さんに加えてディレクターの小川公一さん、世界設定の岩尾賢一さん、
ミッション・クエスト担当の高橋久美子さん・京屋陽子さんが登場。
岩尾さんはさらに世界設定全般についてのインタビューもあり、
最後はもちろんプロデューサーの田中弘道さんへのインタビューで締め。
インタビューだけで、合計22ページあります。

それだけ多くのスタッフが関わっていて、それぞれに語りたいことも多く。
全体を通して、特に印象的だったのは、7年+αという時間の中で、
それぞれのスタッフが、お互いの作ったものに影響を与え、受けあっていて、
それであの、複雑にからみあい、枝分かれしていく、バラエティに富んだ、
FF11のストーリーが出来上がっているのだなあと実感できる記事でした。

注文をつけるなら、この世界の創造の根本に大きく関わった二人、
石井浩一さんと加藤正人さんのインタビューも読んでみたかったですね。
それぞれの代表作『聖剣伝説』『クロノ・クロス』からFF11への影響とともに、
お二人の名前自体は、インタビュー中なんども繰り返し出てきますけれど。


音楽のほうは、インタビュー記事こそなかったものの、
FF11関連CDとBGM曲目紹介(一部の曲には解説あり)が8ページ、
『Distant Worlds』の楽譜(ただしメロディと歌詞だけ)が4ページ。
まあ...要望を挙げれば、きりがないですが、
音楽はストーリーの脇役ですから、このぐらいでも仕方がないかなと。

あと、画面写真や設定画、天野喜孝さんイラストも豊富に収録。
天野さんの絵で見たことないのがありました...何に使われたんだろう。
ちなみに、以前に『FFXI ワールドコンセプト』という設定画集も出ていまして、
設定画にかぎれば、もちろんそちらのほうが充実しています。

発売中の公式グッズの紹介もありますが、2ページだけ。
これはマイケルサイトさんちのFF11秘宝館を見るのが良いよ!


まあこんな感じにいろいろ書いてしまったのですが、
7年経っても自分はまだFF11の世界について知らないことばかり。
気を抜くとネタバレを見てしまうので、かなり気をつかって読んでいます(笑)
ミッションも、ウィンダスと『プロマシアの呪縛』だけしか終わっていませんし。
しかも、それぞれの後日談的な部分はまだ終わらせられていませんし。
(『プロマシア』はミッションでなくストーリーと呼ぶ、と初めて気づきました...)

それにしても、このタイミングでFF14が発表されたとはいえ、
あんまり関係なく、FF11のほうもかなりネタが残っているのですね。
『アトルガンの秘宝』にまだ残しているシナリオがあったり、
『アルタナの神兵』のシナリオがまだ半分までしか実装されていないとは...
(まあ、このへんはちっとも進められていないのですが)

逆にいうと、いまこのタイミングで出すにはまだ早い本かもしれないですね。
FF11の世界がなくなったあとで、また読みたい二冊のうちの一冊でした。
もう一冊は、永田泰大さんの『ヴァナ・ディール滞在記』...名著。

もう発売されて数日たっているので今更な話しではありますがー

エンターブレインから『ヴァナ・ディール通信 Vol.7』が発売中です。

サルベージ・ナイズル・エインヘリヤル・デュナミスを取り上げた、
攻略部分はまだ読んでません。必要になったときに開くと思います。
(ナイズルはクリア済み、他はやったことない&やる予定もなし、なので...)

インタビュー記事が3つありまして、
・ゲームの内部仕様や今後の修正など一問一答(3ページ)
・ローカライズスタッフへのインタビュー(7ページ)
・田中弘道さんとルパン小島さんの雑談(1ページ)
特に後ろ2つは楽しかったです。(ローカライズの方は雑誌連載のまとめですが)
ローカライズ(各言語向けの翻訳+α)は、自分も多少は縁のある分野なので、
共感できたり、言われてみれば大変! とか、そんなことやってるんだ! など。
田中さんに限らずですが、ゲームを作ってる人の雑談を読むのは面白いです。

音楽ネタは特になし。
スターオニオンズの新譜関連で何かやるならこの号しかないと思ったのですが。

DVDは『石の見る夢』のインタビュー動画のみ観ました。
・ナレーションの浅川悠さんって巡音ルカの声の人でしたっけ
 (追記:この方はFF11プレイヤーでもあるらしい、って声優さん多いですねー)
・Emelynは「エメリン」だと思ってたけど加藤正人さんが「エメリーヌ」と呼んでた
 ...って、以前にも一度勘違いしてて記憶訂正した覚えがありますね。鶏頭。
・最後に流れる曲は、既存のFF11曲ではないですが、新曲?
 それともFF11とは関係のない曲をあてただけ?


『ヴァナ通』は、攻略記事とバラエティ記事のバランスが毎号変わります。
2月の同人イベント『メリットポイント2!』のとき、売り子さんをされていた、
ヴァナ通編集者のハンバーグ野口さんと話し込んでいたのですが、
「攻略メインのほうが反響があるんですよね...」といった感じで、やっぱり。

もともと『ヴァナ通』でやりたかったのは、バラエティ記事のほうだとか。
で、自分も、最初に出た『サンドリア王国特集号』を読んだときに、
全体の完成度はまだまだながら、そういう方向性というか空気を感じ取っていて、
成熟するのを楽しみにしていたのですが、内容がどんどん攻略寄りになっていく。

「毎号出るたび、次が出るのか心配になります」とか超失礼なこと言ったり、
「攻略記事作るのってつまんなくないですか?」とか超失礼なこと聞いたなあ...。
いやいや、と否定されましたが、そりゃファミ通で働いてるんですからね!

紙媒体だけで勝負したら、雑誌上で毎号連載をしてる電撃さんにはかなわない。
ヴァナ通に進む道があるとしたら"映像"と"ウェブ"が鍵だ、といったお話でした。
(ヴァナ通はDVDつきの雑誌『ファミ通WaveDVD』のスタッフが作っているため)

個人的には、Vol.5みたいに、
またDVDで水田直志さんの楽曲解説とかやってくださるなら、
喜んでずっとついてゆく所存でありますが!

読んでないと思いますが、その節はありがとうございました。あとすみません。

★『ヴァナ通』と関係ないですが、『チョコボの不思議なダンジョン 時忘れの迷宮』
音楽を制作されたジョーダウンスタジオへのインタビュー記事ジェリアスカ.comに。

ゲーム中に使われて面白くなければ意味がないと考えました。

というのは、この(FFシリーズのアレンジ曲を使う)ゲームだからこその強い意志です。
街の場面で、キャラクターメイクの曲(『Tarutaru Male』)を使うのは目から鱗でしたし、
時計塔内部の曲に『雷平原(FF10)』というのは、原曲以上の一体感があるのでしたが、
なかなか、原曲を離れて、「『時忘れ』の音楽としてどうか?」が語られにくいのでした。

記憶を取り戻す(ことが目的の)ダンジョンでは、楽曲を一部逆再生させる

逆再生というと、『胎動/FF3『生きている森』より(サウンドトラック未収録)』、
『神官たちの記憶/FF8『Fear』より(サウンドトラック未収録)』、
あと『ノスタルジア/FF1『カオスの神殿』より』も? そんな意味があったとは!

★で、本題です。先日、『ヴァナ・ディール通信 Vol.5』が発売されました。
まず、付録DVDでは、『アルタナの神兵』からの新曲を流しながら、
作曲の水田直志さんが自ら音楽解説をするという(当ブログ的には)豪華な企画が。
インタビュアーは編集長のルパン小島さんと、
FF11の5周年本での全曲解説など(多分)、音楽記事を担当しているオポネ菊池さん。

タイトル、ジュノ周辺、フィールド戦闘、ロンフォール、グスタベルグ、サルタバルタ、
カンパニエバトル、サンドリア、バストゥーク、ウィンダス、カンパニエops戦闘、
ダンジョン戦闘の12曲を、20分ほどで解説。(エリアはすべて過去世界のもの)
観ていくと、植松伸夫さん作曲のロンフォールへの意識、音色の選択など、
水田さんの中で現代世界と過去世界をつなぐ意識がはっきりしてきます。

(過去世界のサンドリアの曲に)バグパイプは最初入ってなかったんですね。
この曲は初期に作ったんですが、他の曲ができてから改めて聴いてみたら、
しぜんに頭の中で鳴ってきたので、やっぱり、あれがないと物足りない、と。
(曲の途中から鳴りはじめるのは)逆に効果的だったかもしれませんね。

ちなみに、毎回使われているメニュー画面の曲も水田さんの書き下ろし曲だったり。
いちど、操作を止めて、聴き入ってみるのもいいのではないでしょうか。
...なんか宣伝記事みたいになってきました(笑)
まあ、FF11音楽好きは今まで以上に入手必至な感じになってます。

★本誌記事のほうで見逃せないのは、植松伸夫さんへのショートインタビュー。
3月19日発売予定のCD『THE BLACK MAGES III -Darkness and Starlight-』に、
FF11から『Memoro de la S^tono(石の記憶)』のアレンジが収録されるとのこと。
リミックスにあたる『Recollection』のほうがプレイヤーには馴染み深いかもですね。
『Recollection』自体にも、エレキギターアレンジ(『One Last Time』)がありましたし。

「あの泣きのメロディが、TBMサウンドとしてどのように蘇るのか!?」(植松さん)
「TBMがヴァナ・ディールに殴りこみするぜ!」(羽入田新さん)

それ以外にも、いつもの攻略とネタ記事。
『アルタナ』の攻略本はまだ出ていないので、手元においとくといいかもですね。
まあ、そこは『電撃オンラインD Vol.2』でも良さそうですけども。
まあどっちも持ってるだけでほぼ読まずにゲームしてるんですけども。
とりあえず水田先生の楽曲解説が聞けるのは『ヴァナ通』だけ!   ...宣伝?(笑)

★ スクウェア・エニックスが運営していた植松伸夫さんのオフィシャルファンクラブ
ノビヨのしっぽ』が今期(~3月)で終了するとのおしらせが。
今後はドッグイヤーレコーズによるファン・コミュニティで情報発信するとのこと。
植松さんも松下謙介さんもスクエニを離れたので、自然な流れではありますね。
「ファンクラブ」とは書いていませんが、どのような形になるのか、続報が待たれます。
続報は下記ページ上や、そこからメールマガジンに登録すると送られるそうです。
http://www.dogearrecords.com/community/

★ SQUARE ENIX MEMBERSの会員サイトで、FF11の壁紙が配布中。
FF11の5周年記念で何度か使われていた、相場良祐さん作の5種族イラストです。

★ アトルガンの秘宝のサウンドトラックがiTunesで購入できるようになっています。
iTunesにゲーム音楽が入るというのは、簡単に買えるということより、
全曲試聴できるというのが大きいような気がします。
もちろん、CDで出せない曲をネット販売するのも、続けていただきたいですが。
というか、アトルガンのCD未収録曲も加えて販売したらいいと思うんですけど。

それはそうと、アルタナの神兵のサウンドトラックのほうは続報が聞かれません。
この時期でもまだ出ないということは、
プロマシアやアトルガンみたいに"ラスボスの曲がCDに入ってない"のを防ぐために、
アルタナの神兵のストーリーが佳境に入ってからということになるのかもしれません。

ベントスタッフによる、FFシリーズの20年を振り返る記念本
FINAL FANTASY 20th ANNIVERSARY ULTIMANIA File 1:Character
が発売中。題名の通り、FFシリーズのナンバリング全作(1~12、10-2)を、
登場キャラクターの解説を通して紹介。11も他のFFと同列に扱われています。
主要な登場キャラだけでも、他とくらべるとすごい人数になってしまうFF11ですが、
50ページで種族+ジョブ+NPC200人強の紹介と、コンパクトにまとめられています。
とはいえ、FF11を今やってる人がFF11を簡単に振り返っても仕方ないかもですね。
昔のFFを懐かしんで、さらに将来的に今のFFを懐かしむためにとっておく、とか?

インタビューは、天野喜孝さん(キャラクターやロゴなどのデザインについて)と、
石井浩一さん(石井さんが生み出したキャラ、チョコボとモーグリについてなど)。
"ヴァナ・ディール"という命名の由来は「突然頭の中に浮かんだ」のだとか。

Vol.2のシナリオ編(仮)は3月、Vol.3のバトル/スペシャル編(仮)は5月発売予定。
3冊そろえると1500ページぐらい? 相当読み応えがありそうですね。

もう2007年も終わろうとしていますし、こんなところを読む方には今更な話題ですが...
初代『ファイナルファンタジー(FF)』が発売されてから、この12月で20年が経ちました。

じつは筆者が『FF』シリーズの熱心なファンであった時期は短く、
発売日に購入したのは『FF6』だけです。
思い入れが強い作品はというと、3と6と、もちろん11で、
特に『FF3』では初めて、ゲームの中で流れている音楽に興味を持ち、
テープレコーダーを、テレビのスピーカーに押しあてて録音した幼い頃の筆者でした。
曲は『ドーガとウネの館』が大好きでした。もちろん今でも好きですが。
ついでに、初めてゲーム音楽をパソコンで打ち込んだのは『FF5』ですが、
これは、雑誌『マイコンBASICマガジン』に掲載された楽譜からの打ち込みでした。
初めて、曲から直で耳コピしたゲーム音楽は『FFタクティクス』だったと思います。

逆に、ナンバリング作品の中で未プレイなのは1,2,4,12ですね。
12は買うだけ買っておいて、いちども起動していないという酷い状態ですが(笑)、
いずれは『ドラクエ8』ともども起動したい...もとい、クリアしたいと思っています。

そんな記念の年ですし、各所で様々な企画があったと思うのですがあまり知りません。

エンターブレインからは記念本『ファイナルファンタジー レミニセンス』が発売中。
FF11はゲーム内容の紹介に12ページと、召喚獣や魔法一覧でときどき11の話も。
内容は、もちろん表面をさらっただけで、新情報や攻略ネタなどはありません。
FF11にどっぷり漬かっていると、冗談でなく割と『FF』であることを忘れてますが(笑)、
"FFシリーズの中の一作としてのFF11"を俯瞰できるのが、なかなか新鮮です。

FFシリーズの主要開発者9人へのインタビュー記事のうち、FF11にも関わった方では、
天野喜孝さんが金屏風ヴァナ・ディール地図を制作された際のお話があったり、
坂口博信さんはFF11をオンラインゲームとして仕掛けたいきさつを語られていたり。
植松伸夫さんも、もちろん登場されていますが、FF11の話題は特にありません。
さらに、田中弘道さん(プロデューサー)や石井浩一さん(初期ディレクター)の記事も。
田中さんはおなじみですが、石井さんがFF11を語るのは久しぶりでしょうか。

石井さんについては、あまりFF11プレイヤーの間では話題にならない人物ですが、
開発当初から、シナリオの加藤正人さんとともにFF11の世界観を作っていたはずで、
石井さんの代表作『聖剣伝説』シリーズとFF11の世界は繋がりが感じられます。
たとえば、FF11の世界である"ヴァナ・ディール"という名前は、
おそらく『聖剣』の世界"ファ・ディール"と何らかの意味を込めて繋げているのでしょうし、
クォン大陸、バストゥークといった地名は『聖剣』でも登場していましたね。

あと、『アルティマニア』などで知られるスタジオベントスタッフも記念本を作っていて、
『キャラクター編』『ストーリー編』『バトル/モンスター編』とスクエニから発売予定
ベントスタッフの本といえば『ALL ABOUT』時代から内容の濃さと独創性が際立ち、
『FF』シリーズでは7以降、11を除く全ての作品の攻略本を作っていますが...
シリーズ中でも特殊なFF11についてどこまで扱ってくれるのか、気になるところです。

あと、これまた『マイコンBASICマガジン』以来の伝統として必ず扱う音楽ネタですが、
植松さんインタビューは当然として、他の作曲家をどこまでフィーチャーしてくれるか。
水田さん谷岡さんも良いですが、『FFX-2』の松枝賀子さんの近況が気になります。

そして、ネット上での白眉は以前にもご紹介したThe Final Fantasy Retrospective
『FF』の20年間を振り返る、約3時間半の大作ムービー(英語)です。
海外でも、こんな気合いの入った作品を作ってくれるシリーズになったのですねえ。
あ、最後になりますが、20周年おめでとうございました。

羽田健太郎さんのご冥福を祈りつつ。

このへんのニュースも気にしつつ。
著作権法の親告罪見直し 海賊版の出品・ダウンロード違法化も検討 07年知財計画

本題は、先日発売された『5th Anniversary Vana'diel Memoirs』。
『ヴァナ・ディール通信』のスタッフによる、FF11の5周年記念本です。
開発発表からのFF11の足跡を振り返り、新たにまとめた記事が半分、
これまでのヴァナ・ディール通信などの記事・映像をまとめたものが半分。
当サイト的注目記事は、なかなか珍しい効果音担当者へのインタビュー
そして全130曲の写真つき楽曲解説です。

発売中の『ヴァナ・ディール通信 Vol.4』に、水田直志さんインタビュー(半ページ)が。
それによると、『FINAL FANTASY XI OST PREMIUM BOX』に収録される
『ピアノコレクションズ/FINAL FANTASY XI』の、アレンジャーは石川芳さん、
ピアノ演奏は伊賀あゆみさんと大神香澄さんだそうです。それから、

(選曲について)これまでの作品の中から、できるだけシリーズに偏りが出ないように気をつけたつもりです。曲調も、ピアノアレンジに適しているものを選んでいます。また、明るいものや暗いものばかりにならないようバランスも考えました。例えば、バトルテーマの『#2』を選んだのは、そういった意味合いが強いからですね。

など。石川さんは、水田さんが以前に作品を聴いて気に入っていたので選んだとか。

いきなりタイトルと全然関係ないですが、不肖、タルタルシーフの筆者、
先ほどMaatを倒してきました! 「ぬすむ」ではなく、HPを減らして勝ちました!
実質3分間の戦闘の間にハイポーション28個をがぶ飲みして無様に勝ちました!
やっとレベルが71にあがりそうです。テンションの高いままでまいります。

下の記事ではまだAmazonから届かないと書いた
『ヴァナ・ディール通信 Vol.3 ~マイチョコボ特集GO!~』ですが、
数時間後めでたく届きました。

チョコボ特集ということで、
チョコボ育成で流れる新曲「チョコボの子守うた」について、水田直志さんのコメントと、
FF11をはじめ、いろんなゲームの中でアレンジされている、
チョコボのテーマについて、作曲者の植松伸夫さんへのインタビュー記事も。
音楽ネタは今回そのぐらいですね。

あとは、最近(9~11月)出た本についてそれぞれ紹介を。

◆ ずっと以前に発売されていたけど、気づいていなかった
FFXI 電撃の旅団編 ヴァナ・ディール公式ワールドガイド アトルガンの秘宝編」と、
先日発売の「ヴァナ・ディール通信 Vol.2 アサルトだよ! 全員集号!」を同時購入。
どちらも、音楽ネタとして特筆できるような記事はありませんねー。
(「ヴァナ通」の「好きなBGM TOP30」ランキングは毎回、なるほどーと読んでいますが)
包括的な攻略情報だけを求めるなら、安くて情報密度の高い「電撃」が良さそう。
(ただし、マップの収録範囲は後発の「ヴァナ通」のほうが広いですけれど)
「ヴァナ通」は、攻略を中心にしつつも、いつも通り、「雑誌風バラエティ本」。
「継続的な読者を作る、できれば新しい読者も」というスタンスでしょう。
DVDはいつもながら丁寧な作りで、書き下ろし曲はないですが、アトルガン曲が多数。
電撃の旅団 / → ヴァナ・ディール通信 Blog

◆ 「SQUARE ENIX MUSIC / Composers & manipulators」によると、
仲野順也さん(デュープリズム、FF10、武蔵伝II など)、
福井健一郎さん(アインハンダー、FF7AC、THE BLACK MAGESキーボード担当など)
FF11でも曲を書かれていた谷岡久美さん(他にFFクリスタルクロニクルなど)の3名が、
Xbox360用シューティング「プロジェクト シルフィード」の作曲を担当されているとか。
(↑リンク先はBGMが流れますのでご注意ください)
福井さんは、評価の高い「アインハンダー」以来のシューティング音楽でしょうか。
そして、「サイドワインダーF」の仲野さんに、「コード・エイジ コマンダーズ」の谷岡さん。
新鮮なタッグですが、なんだかとても納得。

あ、谷岡さんといえば、劇団R:MIXによる、ゲーム「ライブ・ア・ライブ」をモチーフにした
舞台『魔王降臨「Live SIDE&Evil SIDE」』でも、下村陽子さんらとともに音楽担当とか。

※6/10追記:SQUARE ENIX MUSICサイト内にもページオープン。

もういっちょ、ちょっと角度の違う話なので別記事にしてみました。
スクウェア・エニックスの雑誌『ガンガンパワード』のリニューアル(?)で、
付録に(毎号?)ゲーム音楽やトークなどを収録したCDをつけるようで、
現在、収録曲のリクエストを受け付けています。(詳細はこのページ
対象は『ファイナルファンタジー』『聖剣伝説』『サガ』『ゼノギアス』『クロノ・トリガー』
『フロントミッション』『チョコボ』『武蔵伝』の各シリーズの曲(主題歌除く)...って、
旧エニックスの雑誌なのにスクウェアのゲームだけなんですね。

やっぱり、こういう場だと、誰もが知っている曲よりも、
「あんまり知られてないけど、この曲すごい良いからいっぺん聴いてみ!」
っていうリクエストをしたいですし、こだわりの選曲を聴いてみたいですね。
でも、単純にリクエストの数で選曲が決まるとしたら、
けっきょく、有名な曲ばっかりになりそうな気もしますけれど...。

ゲーム音楽以外では、

クリエイターVOICES
「ゲーム音楽を作曲するときに、どんな楽器を使って作曲するの?」などなど、ゲームミュージックのクリエイターに聞いてみたいことを送ってね!

っていうのが気になりますね。
第1回(6月22日(木)発売号に収録)のゲストは植松伸夫さんだそうです。

あれ、FF11とほとんど関係ないような気もします...。え、選ばれたらいいなあ。

今日まですっかり忘れていたのですが、去る4月20日、
拡張ディスク『アトルガンの秘宝』と同時発売されていた最新号。を買いました。
「ヴァナ・ディールの世界に雑誌があったら?」という当初のコンセプトの追求?
ばっさりと攻略を捨て、読み物に徹している感じ。方向性は自分の望むところです。
まあ、ファミ通の独特の空気が入っていて、自分はなかなか馴染めないですが、
雑誌ってそういうものかも。
内容は...「バラエティ」です! ここで書くと長すぎるのでこちら(→enterbrain)を。
今回の目玉は、3月にアメリカで行われた「Fan Festival 2006」のイベントレポートと、
付録のDVDに1時間ほど収録された、同イベントの映像でしょうか。

音楽関係では、「Fan Festival 2006」での「THE STAR ONIONS」ライブについて、
誌上イベントレポート中の1ページと、DVDでライブ映像がちょっとだけ。
そして、3度目となる、水田直志さんインタビュー(見開き2ページ)。
今回はどんなお話だったかというと...

という本が出ていました。(→ http://www.dengekionline.com/ff11/
いつもながら長い書名ですが、
Xbox360版でFF11を始める方向けと思われる、基本的な情報をまとめた本です。
FF11そのものの内容は機種に関わらず同じですが、
会員登録などの解説がXbox360版に合わせてあります。

「アトルガンの秘宝」最新情報や、「Fan Festival 2006」の3ページにわたるレポートも。
イベントについてのまとまった量の記事は、雑誌などを含めても、これが初でしょうか。
スターオニオンズのライブについては、さらっと触れられているのみ、ですけれど。

雑誌の増刊号という体裁で、他のXbox360用ゲームの紹介記事もありました。

あと、全然関係ない上に私事で恐縮ですが、3日前の記事で触れていましたので。
衝動的にモンスターハンター2を買いました。始めました。

FF11に関する書籍の発行元といえば、まず挙げられるのは、
「ファミ通」のエンターブレインと、「電撃」のメディアワークスです。
他には、ソフトバンクも攻略本を出していますが筆者は持っていなかったり、
スクウェア・エニックスは最近ほとんどFF11の本を出していなかったり、
メディアファクトリーの本はちょっと変化球のものが多いので...
あと、漫画や小説などの創作出版物については、筆者はよく知りません。

で、FF11に対する「ファミ通」と「電撃」の比較なのですが、
ゲーム雑誌はあまり買わないので、書籍についてのみ、勝手に表現させて頂くと、
「目を惹きやすく、ひとつの作品としてきれいに創りこまれている」のが「ファミ通」の本、
「プレイヤーと同じ視点で、FF11の生の雰囲気をよく伝えている」のが「電撃」の本、
という感じです。(全体の大雑把な印象なので、例外はありますが)
それゆえに、「FF11をやるつもりはないけど知りたい」という方は
ファミ通系の「ヴァナ・ディール通信」のほうが楽しめるかもしれません。
いっぽうで、攻略本・データ本に関しては、
決定版といえるほどのものを出していない「ファミ通」に対して、
先行してどんどん出している「電撃」の信頼度が高いでしょうか。
(筆者は、「電撃」の攻略本を基本に、ファミ通PS2の別冊付録攻略本を併せています)

で、2005年12月28日に発売されたこの本ですが、ひとことで言えば、
「FF11ファンによるネット上の作品のようなものを、高いクオリティで作ってまとめた本」。
「電撃」らしい、「FF11の生の雰囲気をよく伝える」本になっています。
当サイト的にいちばんの注目点である、音楽に関する記事は特にありませんけれど。

筆者が見てきた「サマーカーニバル2005」体験記は、
過去ログのカテゴリー:「SUMMER CARNIVAL 2005」からどうぞ。

今日発売の「ヴァナ・ディール通信 サマーカーニバル2005特集号」
(→ enterbrain / → Amazon)

たぶん、どこのサイトでもこの本の紹介記事を書いてらっしゃるでしょうから、
普通に書いてもあんまり意味がないかなあ...。
たとえば、マイケルファンなら「(略)マイケル(略)応援するサイト」のBlogをチェゲ!

さて、当日その場にいた者としてまずチェックしたいのは、
下世話なようですがやっぱり「自分、映ってるかな?」
はい、DVD開始3秒でいきなり映ってました。しかもなんか...(汗)
その後でもまたちょっと映ってますですね。

DVDの内容紹介などをされているナビゲーターは、
当日の司会を務めておられたお二人、佐野文俊さんと山本モナさん。
お二方については、前回の記事をどうぞ。

私事ですが、山をひとつ越えました。
さあバリバリ更新するぞー、というかその前にやることが山積みだぞー、っと。

本日から、FF11の次期拡張ディスク「アトルガンの秘宝」の映像
FF11公式サイト内の「Vana'diel Wind」で公開されています。

同じく今日から、「iTunes Music Store」で配信されているSQUARE ENIXの楽曲が
SQUARE ENIX MUSIC Downloadのページでリストアップされています。
「Distant Worlds -music from FINAL FANTASY XI-」もあり。

それから、雑誌の話は次の号が出るまでに・・・ということで、ギリギリですが、
ファミ通WaveDVD」最新号(10月号)には、
植松伸夫さん・増田いずみさん・田中弘道さんのインタビュー映像が。
ファミ通PS2」最新号(9/23号)にはFF11の別冊攻略本が付録に

ヴァナ・ディール通信 バストゥーク共和国特集号」(8月5日発売)

サンドリア王国特集号」と同じで、広く他人に勧められる本ではないです。
英語の教科書のパロディとか、すごく妙な感じに凝った作りになっていて、
どちらかというと、読み物として、雑誌風の体裁とノリを楽しむ本。
いや、籠入りはけっこう楽しみました。

今回は、水田直志さんの書き下ろし新曲はありませんが(前と同じ2曲が収録)、
音楽ネタはあり。

発売中の「FINAL FANTASY XI ファッション2005
各種装備品のグラフィックだけをまとめた(おまけもありますが)本。
「これだけの質と量をPS2で実現しているFF11の装備グラフィックは凄いんだ!」
と、以前から力説してきた電撃PlayStation編集部だけに、
これは会心の作という感じがします。
ジョブ・レベルに関係なく装備を着せられるマネキンを使わず、
生身のキャラクターでの撮影にこだわる気合ぶり。
そして、300ページ余りのボリューム。
ただ、「実用性」を謳う面からは、やや不満点もありますが・・・

音楽ネタではないです
eLeMeN」さんにも書かれていますが、
6/10(金)発売の「ファミ通PS2」に
全52ページの別冊付録
「ヴァナ・ディール通信 2005.06.24 SPECIAL ISSUE」が。
ヴァナ・ディール通信 サンドリア王国特集号」とは違い、
読み物より攻略データ中心。

 「ヴァナ・ディール通信 サンドリア王国特集号

 音楽ネタは水田さんインタビュー(2頁)のほか
 付録DVDに「Selbina (eb! Mix)」
(「ザ・スターオニオンズ」サイトで流れている曲のフルバージョン)と
 この本のための? しっとりとした書き下ろし新曲
(DVDメニュー画面で流れている)が収録されています

 (同「プロマシアの呪縛 準備号」とはまったく別物で、
データより雑誌風の読み物に重点をおいた印象)

 次回の更新は新年特大号で準備中
 「FFXI 公式設定資料集」いい本だけど音楽ネタは無し!

 今日発売の「週刊ファミ通」に
音楽スタッフ(正確にはスターオニオンズ)へのインタビュー(2頁)
 FF11の音楽関係のインタビュー記事は本邦初なのでは

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