昨日はクリスマス。12月25日に、スクエニから配信開始されたのが、
上国料勇さん(FF12、FF13アートディレクター)による絵を題材に、
スクエニのサウンドスタッフの方々が曲を書き下ろして持ち寄った、
オリジナルアルバム『Music for Art』です。
上記のサイトで全曲試聴とライナーノーツを読むことができます。
参加されたのは、仲野順也さん、浜渦正志さん、水田直志さん、
関戸 剛さん&山中康央さん(コンビで計2曲)、谷岡久美さん、
祖堅正慶さん、河盛慶次さん、岩崎英則さん、山崎良さん、
石元丈晴さん、野田博郷さん、鈴木光人さんの13名で、計13曲。
以前に発売された、Official Bootlegの延長上にあるような企画で、
それぞれの方の好みが前面に出ていて、面白い試みですね。
今のスクエニサウンドにどんな個性が集まっているか、興味のある方に。
まあー、せっかく12月25日なんですから、
販売じゃなくてプレゼントしてくれたらうれしかったんですが...とか(笑)
ちなみに、コナミからも『COMPOSERS』というアルバムが発売予定で、
こちらは鈴木光人さんの盟友・山岡晃さんをはじめ数人の作曲家による、
代表的なゲーム楽曲+書き下ろし曲という構成になっています。
他のゲームメーカーも、こういう試みをしてくれたら、興味が出るかも...
といっても、それだけの作曲家を抱えるメーカーはあまりないですよね。
ナムコの場合、アイドルマスターの楽曲群が、
ある意味似たような、作曲者の個性発揮の場になっているでしょうか?
そういえば、今回は作曲者が違うのでノーマークだった、
『FFCC クリスタルベアラー』のサウンドトラックでしたが、
収録風景の映像(1) (2)を見て、おや? と思って買ってみたところ、
意外にも、今まででいちばん初代FFCCの雰囲気を引き継いでいて、
(オケものやカントリーやジャズなど、全然違う系統の曲も多いですが)
久々にロバハウスの方々が古楽器で演奏に参加していたり、
あと江草啓太さんもピアノ弾いてたり、ドナ・バークさんが歌ってたり、
なにげに個人的にツボなポイントが多くて、いいアルバムでした。
作曲は岩崎英則さんと山崎良さんが担当。
ジャンルはバラバラで一貫性がないですが、質は上がったというか...
初代FFCCがサガフロ2とすると、こっちはアンリミテッドサガというか...
あと、初代FFCCのアレンジが2曲入っていたり、
今回はメインコンポーザーでない谷岡さんも、チョコボアレンジのほか、
初代FFCC以来となるロバハウスとのコンビで1曲書き下ろしていて、
これもボーナスっぽくてちょっとうれしいですね。
スクエニのスタッフも、関戸さんを始め数多く演奏に参加されていて、
皆さん芸達者だなあとか、収録楽しそうだなあとか思いました。
(あ、ゲームは未プレイですが...)
追記: あと、しつこく初代初代書きましたが、
初代FFCCのサウンドトラックはゲーム抜きでもおすすめです。
古楽やアイリッシュをベースにした音楽集として聴けます。
逆に言うと、木管メインの曲ばかりで、曲調も偏っていて、
良くも悪くも、RPGの音楽らしくはないですね。
(それでも、あのゲームには割と合っていたように思いますが)
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