いまさらですが、去る5月24日、
『FINAL FANTASY XI アトルガンの秘宝 Original Soundtrack』が発売されました。
さらに昨日(5/30)には、スターオニオンズの甲田雅人さんが参加されている
『モンスターハンター2(ドス)サントラブック VOL.2』も発売されています。
VOL.2とあるように、3月に発売されたVOL.1とあわせて実質4枚組のアルバムです。
なんでひとつにまとめないんだ、という感じはしますが、それ以外の点については
ループのある曲は2ループ収録、全曲解説つきなど、良い感じの作りです。
あ、あと「孤愁の夜」と「オオナズチ」の曲順が逆です。細かいですけど。
それから、本の中で「オオナズチ」「オオナヅチ」と表記が揺れてます。さらに細(後略)
別の場所で書いたことですが、
サウンドトラックに入っているゲーム音楽というのは"未完成品"だと思っています。
ゲーム内BGMだけのサウンドトラックは、極端に言えば"カラオケ"のようなもので、
その上に環境音や効果音が乗り、演出があり、たまに画面のこっちでうめいたりして、
その状態で本来の形へと完成し、そんなときに最も機能する、それがゲーム音楽、と。
『FF11』は特に、ゲーム内とCDで聴いた時の印象が大きく異なる曲がいくつもあります。
なので、ゲームを楽しんだ方がゲーム音楽をちゃんと聴ける、と筆者は思っていて、
「ゲーム内で聴いたことのない曲はCDでも聴かない」ことにしています。(『FF11』の曲も)
もちろん、そうでない聴き方、どんな楽しみ方をするのも、聴き手の自由ですけれど。
ただ、"カラオケ"とは違う"インストゥルメンタル"、のように、
サントラにはゲーム内BGMとは別の形をとった"完成品"を収めるという思想もあります。
というか、そちらのほうが伝統的なはずです。
ゲームのオリジナルサウンドを"おまけ"のように収めていた(7までの)『ドラクエ』や、
ゲーム内で鳴ってるのとは違う"自分の音"をサントラに収めてきた崎元仁さんのように。
(今日発売の『FF12』のサウンドトラック収録曲もゲームの音源と違うらしいですね)
かくいう筆者も、当サイトでMIDIデータをMP3データに変換して公開しているものについては、
ゲーム内で流れている原曲と比べ、単体の曲として聴くことを意識したバランス・音色にしています。
(もちろん、ゲームBGMの完璧な再現は不可能だし、そんなことをしてもしょうがない、
という理由もありますけれど...)
えーっと、何でしたっけ、だから、「アル・タユの曲」とか
「『プロマシアの呪縛』ラスボス戦の曲」といったリクエストをいただいていますが、
そこまでゲームを進めるまで...(あるいは辞めるまで)お待ちくださいね、と...。
いう、言い訳。だったかな?