FF11のゲームの中のことについて書くのは1ヶ月ぶりだけれど、
ここは日記サイトでもないし、
ゲームの中身に関して書くのはオマケである。
あと、じつは、このサイトの文章はすべて、
FF11をやったことはないけど興味はある人、を意識して書いていたりするので、
今日やったこと、とかをあんまりゲーム用語だらけの文章では書けない
という事情もある。
本日はENM(Empty Notorious Monster)クエストというシステムに挑戦。
ちなみにこれはフロントミッションオンラインではなくてファイナルファンタジーですよ。
横文字が苦手で機械のことがわからないあなたも安心。
本筋となるストーリーとは別に、依頼を受けて、
各エリアの奥で待つボスを倒す遊びが、今年になってから加わったのだった。
いつでも(再挑戦には数日をあける必要があるものの)、
割と簡単な手順で、
何度でもボス戦を楽しめるのがその魅力。
ボスを倒した暁には、たくさんの経験値と、お宝が手に入る。
お宝には当たり外れがあって、当たりなら一攫千金の大チャンス。
そこで、一攫千金を狙う冒険者や、
あと経験値稼ぎが面倒な籠入りのようなぐうたら人間が
ぞくぞくとENMクエストに挑戦しているのだった。
あ、ENMはラッパーの名前ではなくて、エンプティ・ノートリアス・モンスターの頭文字です。
現在、このENMクエストで遊べる場所は、
全ヴァナ・ディールの中で、10箇所に少し足りないぐらいだろう。
そこで、今回、籠入りを含む5人の一行がやってきたのは
ゴブリンたちの機械都市ムバルポロス
(BGM:「Moblin Menagerie - Movalpolos」 / プロマシアの呪縛 Original Soundtrackより)
(MIDIで聴きたい方は「FF11 Topino's Room」さんへ)
ここは、ゴブリン族の支族であるモブリン族が、
地下を掘って巨大な空間を作り、
そこへ足場を組むことで築かれた、ヴァナ・ディールで確認されている最も奇妙な都市。
しかもこの都市は、現在もどんどん掘り進められ、足場が組まれ、
古い足場は壊していくという方法で、
都市そのものが移動し続けている。
この都市についても、書いてみたいことはいろいろあるが、
紙幅の都合・・・はないにしても、ここでの本題ではないので別の機会に譲る。
こればっかりだ。
さて、いくらお手軽なENMクエストとはいえ、それぞれにちょっとした障害がある。
それは、ある場所ではボスまでの道のりそのものであり、
また、ある場所ではアイテムを入手する手順があり、
しかし、ここでは、
この奇妙なムバルポロスらしい、またゴブリン族らしい、
ボスへの挑戦権を賭けて、ダイス勝負をするという趣向が凝らされている。
こちらが賭けるのは、命ではなく現金である。
(ちなみに、シーフ(盗賊)として腕を上げていくと、
いずれ、命を賭けたダイス勝負をする日が来るだろう)
賭け金に応じて、勝ちやすさが変わってくる。
ためしに1000ギルを賭けてみよう。
Twinkbrix : 1000ギル、賭けるんだな。
よし、それじゃ、ルール説明する。
Twinkbrix : ルール簡単。
オレ、ダイス2つ投げる。1から50の目出るダイス。
出た目の合計が2から5の範囲なら、
オマエの勝ち。
無理です。
ちなみにこの場合の勝率は0.4% (250分の1) となる。
ただし、ゴブリンのダイスは作りがいい加減なことで有名なので(そもそも50面体ダイスって?)
この計算はあまり意味がないことも書き添えておく。
余談になるが、ダイスといえば、冒険者は根っからの賭博好きらしく、
冒険者はみんながみんな、全員が、
1ぐらいから1000ぐらいまで(よく知らない)の値を出せるダイスを持っている。
確率に偏りはないようなので、
10面体、あるいは正確を期すならば20面体ダイスを3つ振っているのかもしれない。
さて、いつも通り横道にそれたので、そろそろ続きをしよう。
この勝負に勝たなくてはボスへの挑戦すら叶わないのだ。
このゴブリンは、最大10000ギルの賭け金まで受けるという。
ぐずぐずしていられないので、10000ギルを賭けてしまおう。
Twinkbrix : 10000ギル、賭けるんだな。
よし、それじゃ、ルール説明する。
Twinkbrix : ルール簡単。
オレ、ダイス2つ投げる。1から50の目出るダイス。
出た目の合計が2から50の範囲なら、
オマエの勝ち。
Twinkbrix : じゃ、投げるぞ......!
Twinkbrix : 出た目の合計は......49だ!
あぶなっ!超微妙!軽くヤバイ!
と混乱するぐらいぎりぎりの出目に見えるが、
よーく考えてみると、51を頂点として、それに近い数字ほど出やすいのである。
では、ギリギリゾーンとして、49~52の数値が出る確率を求めてみると、
7.84%である。
・・・なんだ、やっぱりぎりぎりじゃん。
ほっとしていいのか喜んでいいのか、冷や汗をかくのがいいのか
よくわからないまま、ゴブリンの賭けたアイテムを受け取る。
Twinkbrix : オマエの勝ちか。
くやしいが、約束だ。
これ、オマエにやる。
Twinkbrix : 奥行く、辛かったらオレに言え。
2000ギルでオマエ送ってやる。ただし、
モブリン怒らせるようなモノ、持ち込み禁止。
オマエ送ったせいで、オレ商売できなくなる、困る。
だいじなもの:2716号採石場のダイアルを手にいれた!
あれ、なんかとなりで
破産してる人がいるんですけど・・・
「0Gになった( ̄ー ̄;)」
それはまあなんとかして(どうなんとかしたのかは見てなかったので知らない)、
5人全員が揃って勝利したところで、
同じゴブリンに、ボスと戦うための、バトルフィールドの入り口までワープで飛ばしてもらう。
いよいよ挑戦権を得て、ボスに対峙するときがやってきたのだ。
ENMクエストも含め、ボス戦には、戦闘のタイトルがつけられている。
今から挑戦するボス戦のタイトルは、
その名も
「オートマトン(Automaton Assault)」
挑戦する冒険者のパーティは、
全員が同じ種族のキャラクターで組んでいなければならない。
もちろん、今回の場合は籠入りと同じ、タルタル族の5名である。
小さいんである。体力があまりないんである。
ボスとなる敵は、自分の種族以外で、プレイヤーが選べる各種族を模した自動人形。
プレイヤーの選べる種族は全部で5種類あるので、
5から自種族の1を引くことによって、倒すべき敵は全部で4体であることがわかる。
つまり、今回の場合、
ヒューム族・エルヴァーン族・ミスラ族・ガルカ族を模した自動人形がボス敵である。
それから、推奨人数3人となっているが、
それより多くても、勝利後に得られる経験値が人数によってやや減るのと、
同じく、お宝を山分けする場合には、当然ながら1人あたりの取り分が減る、だけである。
勝利を至上の目的とするならば、人数はなるべく多いほうがいいのだ。
制限時間15分の間に、これら4体を倒せば勝利を迎える。
(正確には、倒したあと、お宝を奪いに行く時間も含む)
それから、60以上のレベルを持つキャラクターも、
ちょっとま、ボス戦の間だけ、レベル60になる。
これ以上育てようのないところまで育ててしまった貴兄も、童心(?)にかえってレベル60。
おっと、もちろんレベル58のあなたは58のままだ。
ちなみに、以前のエントリーで紹介した
「ヴァナ・ディール通信 2005.06.24 SPECIAL ISSUE」では、
レベル40制限、占有時間30分
と誤記されているので、うっかり間違えるところだった。
数字は間違っちゃだめじゃん! これから行かれる方はお気をつけて。
それはともかく、ボスの待つバトルフィールドへといっせいに突入する。
(BGM:「Turmoil」 / プロマシアの呪縛 Original Soundtrackより) [♪MIDIで聴く]
これまでの挑戦者による最短撃破タイムの記録と記録者の名前が告げられる。
しかし、今回は推奨人数の3人を越える5人での挑戦なので、
このタイムを上回っても、参考記録となって、名前は残されないだろう。
敵は4体の人形であるが、
どういう仕組みか、
人形は1体ずつ襲ってきて、その人形がピンチになると次の1体が襲ってくるという寸法らしい。
まずは、黒魔道士の籠入りがほとんど何もしないまま、
ヒューム族の自動人形を撃破。
期待が高まる。
まあ、サボってませんよ、仕事してますよ、と申し訳程度に魔法を撃ちつつ、
エルヴァーン族の自動人形を撃破。
楽勝ムードただよう。
よし、そろそろ仕事すっか、という感じで軽く攻撃魔法を撃ちつつ、
ミスラ族の自動人形を追い詰めるが、
最後でちょっともたつき、
その間に次の、最後の自動人形が襲ってくる。
「でかいのきたー」
いやいや、ここで慌てる我々ではない。
まだなんとなく楽勝ムードを保ちながら、
余裕の残り時間を気にすることもなく、
ミスラ族の自動人形を撃破し、
ガルカ族の自動人形をとりかこむ。
そして、ここまで溜めてきた力を、最後の敵に向けて一斉に放つ。
それは、次のような攻撃となった:
2人の前衛冒険者が時間差で技を放つことで、
「技連携」という新たなダメージを産む。
そして、そこへ後衛冒険者が攻撃魔法を放つことで、
さらに大きなダメージを与えることができるのである!
ダブルスラストを実行。
→Galkan Automatonに、12ダメージ。
ダンシングエッジを実行。
→Galkan Automatonに、79ダメージ。
技連携・湾曲→Galkan Automatonに、10ダメージ。
籠入りのブリザガIIが発動。
→マジックバースト!Galkan Automatonに、1356ダメージ。
「しまった本気すぎた!!」
このガルカ族の自動人形には、
武器による攻撃はあまり効かず、
魔法による攻撃が普通の敵よりはるかに効くことに
気づいていなかったのであった。
大ダメージを出して何が悪いのか?
と疑問に思われる向きもあるだろう。
敵が、こちらのパーティ内の誰に標的を定めて攻撃してくるかは、
こちらのパーティメンバーの行動による。
それを最も左右するひとつが、与えたダメージ量である。
つまり、
でかいガルカ族の自動人形が、
キラーンと目を光らせて突っ込んでくる相手が、
ただでさえ体力のないタルタル族の、
ひ弱なことで有名な黒魔道士の、
だらだら文章でおなじみの籠入りなのが
問題なのである。
ぽてちん
(BGM:「Blackout」 / FINAL FANTASY XI Original Soundtrackより)
武器攻撃のあまり効かない相手に、
魔法攻撃の要たる黒魔道士を欠いたパーティは、
それでもガルカ族の自動人形の攻撃に耐えつつ、
少しずつダメージを与えていく。
しかし、ゲームシステムは無情にも
タイムアップを告げた。
制限時間の15分を過ぎてしまったのである。
強制的に外へ放り出され、ボスへの挑戦権も失ったタルタル様ご一行は、
戦闘中に倒れた2人を復活させて、ちょっとだけ反省会みたいなことをし、
雪辱を誓った。
まあ、主に籠入りが悪いような気がしないでもない。
気のせいだといいな。無理だよな。
籠入りは、敵にボコられている間に、
2時間に1度だけ使える奥義「魔力の泉」を使えばよかった。
これは、一定時間、MPを消費せずに魔法を使え、
さらに攻撃を受けても魔法の詠唱が中断されないという奥義である。
回復を捨て、「魔力の泉」の効果のある1分の間に、攻撃魔法の連射で敵を沈めてしまうべきだった。
おお、肉を斬らせて骨を断つ、ではないか。格好いい。
まあ、それで勝てたかどうかは微妙だけど!
白魔道士としては、あそこは敵を眠らせて、一旦立て直すべきだったと言う。
籠入りも、白魔道士をやってるときならそう考えるだろうなあ。
しかし、黒魔道士のいまは、
「そんなことしてたら時間がなくなるじゃん!」とか猪突盲進・・・いや猛進である。
どうやら、そのときのジョブ(職業)によって、プレイスタイルも人格も変わるようである。
それゆえに、ジョブの選択はキャラクターの人生を左右する重大事なのである。
簡単に変えられるけど。
ENM2716号採石場…。
当方、「採石場のダイヤル」はムバルポロスニュータウンに高飛びするための道具として(ENM用としてではなく!!)大活躍しています(笑)。1000ギル4回ぐらいでもらえた幸運(笑)。
いちど、レベル上げ(といっても5人はLP稼ぎ…)をウルガランでやっていた日があって、トイレ休憩中にリポップの5分を大幅に過ぎて大リンクが発生、連続魔テレポデムで逃げたものの、残り時間が微妙でムバルポロスニュータウン最奥部で"遊ぼう"、となって…問題のダイス遊びに引っかかりました。
私だけダイヤルを事前に持っていたので2000で飛べましたが…他のメンバーの財布をかなり痛めつけてしまったようです(苦)。まぁ、宝の鍵や宝箱を見つけて地図をゲットするメンバーもいたので不満は少なかった…らよかったなぁ…というところですが(汗)。
私の方は毎週のようにENMツアーが開催されて"しまう"のですが、プロミヴォンとリヴェーヌ、ソ・ジヤばっかりなのでいい情報でした!!
ははー、なるほど。
ダイヤルをもらったままボスに挑戦しなければ、
2000ギルで何度でも送ってもらえるのでしょうか?
宝箱を探すのに便利かもしれないですねー。
それにしても、1000ギルを4回で成功させたのはすごい!
ENM、じつは、プロミヴォンとリヴェーヌは行ったことがあります。
あとは、挑戦権は持っていてもレベル無制限なので
いまだレベルの低い籠入りは行けなかったりとか・・・。
「傀儡師」とこの「オートマトン」の場合、
挑戦に必要なのはお金だけなので、
懐具合が気にならない方の場合はいちばん早くてお手軽かもしれませんねー。
おおw
籠入りたんもいったんですねw
おいらENMはこれしかいったことなくて^^;
今回のSSは見事でしたw
籠入りたんには申し訳ないんだけど、笑っちゃいました(つД`)
とっても臨場感が伝わってくるSSでしたよー。
こんなに伝わってくるSSが撮れるなんて凄いと思いました。
ある意味戦場カメラマンみたいです。自分の命を削ってまで良い絵を撮る!みたいな。
おいらも、ちょっと前にソロ用のENM行ったのですが、見事に7万搾り取られて、諦めました;;
>naopuiさん
行ったのが「オートマトン」だけ、というのはなかなかシブイですな!
これは、SS(スナップショット)というより、
ムービーを録画していたので、
そこからベストな場面を切り取って加工しただけですねー。
だから、ベストショットなのが当たり前、という・・・。
関係ないですけど、この間グラフィックボードが壊れた影響で、
いまは、PS2でプレイしているのですが、
高解像度の写真が撮れなくなっているので、
年末の風景写真集はどうしようか、間に合うのか・・・となやみ中です。
籠入りさんのサイト初めてみたかもw
すごいねー。臨場感あるねー。一緒に行ってた私としては
おもしろすぎた~。腹かかえてわらったわ。
次こそ勝つぞ!!もっすごい悔しいし~。
次は関西弁たるたるも一緒にフルPTで行こう!
推奨人数?ムシムシ(^^)v勝てばいいのさッ
来てくれてありがとうー。
次こそは!ですね。
こんどはがんばります・・・
あちょさんの日記も、また読んでみたいなー