2006年11月26日 19:16

『ヴァナ通Vol.3』に水田さんコメント&植松さんインタビュー

いきなりタイトルと全然関係ないですが、不肖、タルタルシーフの筆者、
先ほどMaatを倒してきました! 「ぬすむ」ではなく、HPを減らして勝ちました!
実質3分間の戦闘の間にハイポーション28個をがぶ飲みして無様に勝ちました!
やっとレベルが71にあがりそうです。テンションの高いままでまいります。

下の記事ではまだAmazonから届かないと書いた
『ヴァナ・ディール通信 Vol.3 ~マイチョコボ特集GO!~』ですが、
数時間後めでたく届きました。

チョコボ特集ということで、
チョコボ育成で流れる新曲「チョコボの子守うた」について、水田直志さんのコメントと、
FF11をはじめ、いろんなゲームの中でアレンジされている、
チョコボのテーマについて、作曲者の植松伸夫さんへのインタビュー記事も。
音楽ネタは今回そのぐらいですね。

あとは、最近(9~11月)出た本についてそれぞれ紹介を。



『ヴァナ・ディール通信 Vol.3 ~マイチョコボ特集GO!~』(エンターブレイン)
今回はさらにバラエティに寄った内容で、

もう「攻略本」スタイルは
ハンターズバイブルや電撃さん、
ソフトバンクさんたちに任せました!

僕らは僕らの道を往きます!!

― 『ヴァナ通』編集者・ハンバーグ野口さん(mixiより)

という言葉通りの本。
要はインディーズというか、規模の大きな同人誌なのだと思います。
好きな人も嫌いな人もいるでしょう。
内容の詳細については、今回執筆もされているマイケルサイトさんの記事がとにかく詳しいです。

その「マイケルサイト」や「うちの子、FFはじめました。」による記事、
ぽん吉のモキュッとヴァナ日記♪」や「みすらのしっぽ」の漫画など、
"FF11についてWeb上で面白いことをやってる人々"の登場が目立ちます。

筆者としては、『ヴァナ通』が始まった去年の春から、
「攻略はなくていい」「Webサイトともっといろいろ連携してやってほしい」と書いてきたぐらいなので、
こっちの方向は大いにアリです。
すごくくだらなくて、おもしろくて、まねできない。リーースペクト!

ただ、たとえばヴァナ芸人とかネットラジオなどにどっぷりつかった人でないと楽しめないような、
行き過ぎたインディズムに向かわないように気をつけてはいかないといけないですね。

あと、包括的ではないもののピンポイントな攻略記事もあって、筆者でも使えそうなところもあります。
アトルガンの蛮族拠点のマップはいままで出た本の中でいちばん大きくて詳しいですね。


『ヴァナ通』の中でマイケルサイトの(管)さんも宣伝している(笑)
『FFXI 電撃の旅団編 ヴァナ・ディール公式ワールドガイド Vol.3 冒険編』(メディアワークス)
は、マップ中心の『世界編』の続刊ということで、ひたすら攻略記事が詰め込まれています。

"電撃"のFF11本を読んでいて全般的に感じるのは、
「FF11はこんなに凄い、こんなに面白い」という、ストレートに書いてもなかなか伝わらないことを、
いかにして伝えるかという試行錯誤です。

『FFXI ファッション2005』という本では、執念を感じるほどひたすら装備品のグラフィックを撮っては並べ、
「FF11の装備グラフィックの質・量は凄い!」ことを伝えようとしていましたし、

「遊べることがあまりにも多すぎてしょうがない」という、FF11の良い面でもあり悪い面でもあることを、
実直に「この遊びはこうやるとうまくいく、楽しい」と、出来る限りたくさん並べ挙げたのが、
この『冒険編』だと思います。

もっと言えば、「FF11はこんなに面白い」ということを、
内的に、つまりゲームの中身を開いていくことで伝えようとしているのが"電撃"で、
外的に、つまりゲームを楽しんでいる人々を通して伝えようとしているのが"ヴァナ通"なのではないかと。


『ファイナルファンタジーXI マニアックス 合成極之書』(エンターブレイン)
は、同じエンターブレインでも『ヴァナ通』と対比される『ハンターズバイブル』の流れをくむ、
つまり、ふつうの攻略本スタイルの、アイテム合成に特化した本です。
というか、こちらは『ヴァナ通』の反動なのか、
電話帳か! というほど、ひたすら表形式のデータだけが並んでいます。
さらに、Webにはかなわないものの、書籍としては抜群の、検索性の高さがウリのようです。

合成レシピと、合成関連アイテムの入手方法一覧、そして索引と、
筆者も昔、調理だけですが、この手のデータベースを作ったことがあるので、
とんでもなく膨大な作業量だということはわかります。
企画・構成をされた「なべこう」こと渡辺崇さんは筆者と同じワールドで遊んでらっしゃる方で、
たまにすれ違うと心の中で応援してみたりします。


『解体禁書 Vol.01』(三才ブックス)
FF11専門の書籍ではありませんが、このVol.01では、8割以上(322ページ分)がFF11の攻略記事です。
マップと、ミッション・クエスト攻略法の2部構成で、
じつはFF11関連書籍の中ではいちばん真っ当な、普通の攻略本スタイルかもしれません。

この本の特徴は、どうやら、攻略本を作るときの、
メーカー規制(今はここまでのデータしか公開しちゃダメ、みたいな)を受けていないような感じで、
わかっていることをこの一冊に全部書いているように見えます。
といっても、FF11が始まってから4年半分のデータ量からすれば、
割合としてはほんの少しの差、なのですけれど。
情報密度が高く、画面写真もなく、文章もシンプルで飾り気がないので、
とにかくコンパクトに攻略情報を知りたい方にはいちばんいいかも。


そんなわけで、FF11の本はまだまだ出てくるのです。
あとしばらくは、盛り上がりが続いてほしいなあ。
というか、『ヴァナ通』などは、ようやく着地したという感じで、これから走り出すのでしょうけれど。
続いてほしいなあ。

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コメント(2)

このまま寝ずに全ジョブカンストさせるべきでしょう?;

無理ですから!(笑)