アレンジ曲「Dusk and Dawn and the Punky Cat」公開

Dusk and Dawn and the Punky Cat
- FINAL FANTASY XI プロマシアの呪縛 「Dusk and Dawn」、
　半熟英雄４ 「暴走する変異種の血」　より

原作曲は、２曲とも水田直志さん。２曲とも聴いたことのある方は立派なミズタマニア（それは違う）。
「暴走する変異種の血」（半熟英雄４・ペンプティのテーマ）は、半熟英雄公式サイト内の「半熟レイディオ」から、
"第５回　4/15配信分"のバックナンバーの中で紹介されており、聴くことができます。
「Dusk and Dawn」（FF11・プロマシアミッション等）のほうは、PlayOnline会員限定ですが、
PlayOnline Viewerから「プロマシアの呪縛」あるいは「バリスタ・ロワイヤル」の
特設ページをひらいて、聴くのが最も簡単でしょう。
また、「FF11 Topino's Room」さんが、質の高いMIDIデータを公開していらっしゃるので、
そちらでこの曲を聴いてみるのも楽しいかと思います。

先日、キャラクターのテーマ曲を作って、というリクエストがあり、
リンクシェル（一緒に遊んだり遊ばなかったりする仲良しグループ？）の名称が曲名に入っている「Dusk and Dawn」に、
リンクシェルの各メンバーにちなんだアレンジを加えてみようという
連続ものの第１弾として作りました。第２弾は未定です。
曲名が長くてすみませんが、
「ドラえもん　のび太の恐竜」とか「ハリー・ポッターと賢者の石」みたいなノリで、
「Dusk and Dawn and ～」をシリーズ化していこうという目論見です。

ロック曲の打ち込みはしたことがなかったので、
ちょっと実験のつもりで、アコーディオン＋ロックバンド風味です。実際に弾けるかどうかは考えていません。
ロックはよく知らない籠入りですが、とっかかりが欲しくて、同じ水田さんの曲から、
「暴走する変異種の血」の吼えるベースラインと暴れるドラムを加えました。

「Dusk ～」が４０％、「暴走する ～」が４０％、籠入りのオリジナル部分が２０％ってところでしょうか。
２曲のフレーズを重ねていたり、原型をとどめないまでにいじっていたりと、
簡単には切り分けられないのですが。

たとえば、この曲の最後の１小節(MP3版では1:35～36)では、
アコーディオンが「Dusk ～」のイントロのフレーズを奏で、
ギター・ベース・ドラムスは「暴走する ～」の途中のリズムを叩き、
ただし、曲を終わらせるために最後の１音だけ籠入りが追加、
というような具合です。

最初と最後のほうのアコーディオン、途中のリードギターのでたらめなフレーズなどは
でたらめ具合からわかるように、籠入りが追加しています。

当サイトを見てわかるように、水田さんの曲をたくさん耳コピしてきましたが、
アレンジするようになって初めて気づいたこともあります。
水田さんに対する評価として、
「曲全体として、ゲームの場面に合った雰囲気を作ることに優れているが、メロディに魅力が薄い」
というものが多いですが、籠入りもなんとなくそうなのかなと思っていたのですが、いやいや、
「それでも常人に真似できることじゃないね！」
ということです（笑）
あと、メロディを評するとき、「歌いやすいか」「歌として魅力があるか」という観点から考えることが多いですが、
「歌いやすいメロディ」と、たとえば「ヴァイオリンで弾きやすいメロディ」は違うということです。
もちろん、植松伸夫さんや谷岡久美さんが卓越したメロディメーカーであることは
疑いようもありませんが。
このへんは、継続して考えていきたい問題です。

今回も、質のいいサウンドフォント（音色データ）を使わせてもらっているので、
MP3版のほうも是非聴いてみてくださいなー。