2005年8月11日 16:58

「石の記憶」特集でMIDI&SMAFデータ3曲追加

8月11日
 1月4日は石の日ってことで(関係ない)、今日は「石の記憶」特集です
 公式アレンジを3曲まとめて

 「Memoro de la Ŝtono Remix
 「Memoro de la Ŝtono (Zilart) (曲名不明)
 「Third Ode: Memoria de la Ŝtona

 いきなり 「Third Ode」 という曲がありますが、
 「First」「Second」 が気になる方は曲名別リンクからどうぞ

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Memoro de la Ŝtono Remix
- FINAL FANTASY XI Original Soundtrack Limited Edition DVDより

「FINAL FANTASY XI Original Soundtrack」には、限定版というものがありました。
パッケージが、全面に天野喜孝さんのイラストを印刷した大きな屏風形になっていることと、
2枚組のCDのほかに、DVDが1枚加えられている点が、通常版と異なります。
DVDには、FF11のオープニングムービーが、
5.1ch Dolby Digital版など、音声によっていくつかのバージョンで収録されている他、
「''FFXI Opening Theme''」のオーケストラの収録風景なども収められています。
そしてまた、この曲「Memoro de la S^tono Remix(石の記憶 リミックス)」も、
このDVDの中でのみ、聴くことができます。
既存のCDには収録されておらず、ゲーム中でも流れることはありません。

マンドリン(?)・ヴィオラ・タンバリンの音色のみで作られた、シンプルな曲ですが、
旋律自体は、ほぼ、「Recollection」と同じものです。
というより、この曲名から考えると、
オープニングムービー中のボーカル曲である「Memoro de la S^tono」の
間奏部分をふくらませて作られたこのリミックスを、さらにふくらませて、
「Recollection」という曲が生まれたのかもしれません。
作曲は植松伸夫さん。リミックスは、植松伸夫さんと、岩崎英則さん。

こういう曲は、「どんなMIDI音源でもそこそこ聴ける」データにするのが、なかなか難しいです。


曲名不明 (「Memoro de la Ŝtono」アレンジ)
- Soundtrack 未収録

「Memoro de la S^tono(石の記憶)」の、途中の旋律から、
17小節と短いながらも美しく壮大な曲にアレンジされています。
曲調から想像できるように、「ジラートの幻影」ストーリー上の重要な場面、
中盤の山場といえる強敵を倒した直後の場面で、使われています。
最後の、重苦しいストリングスは、これから来る、さらなる苦闘を予感させます。

サウンドトラックの曲目を見ると、
「ジラートの幻影」は、のちの「プロマシアの呪縛」より曲数が少ないように見えますが、
こうした、短いイベント曲が「ジラート」ではサウンドトラックにあまり収録されず、
「プロマシア」では多く収録されている、という違いがあるため、
それも含めると、曲数は同程度になると思います。
原曲となっている「Memoro de la S^tono」の作曲は植松伸夫さん。
アレンジは、おそらく水田直志さんでしょう。


Third Ode: Memoria de la Ŝtona
- FINAL FANTASY XI プロマシアの呪縛 Original Soundtrack より

これも「Memoro de la S^tono(石の記憶)」のアレンジ曲で、
「Third」とあるように、ストーリー上つながりのある(おそらくエンディング曲までつながっている)3つ目の曲ですが、
爽やかな「First Ode」、穏やかな「Second Ode」とは全く曲調が違っています。
その理由は、やはり流れる場面が、不安と恐怖に支配されたシーンであるためでしょう。
「ジラート」で流れた上の曲と雰囲気が近く、終わり方を意図的に気持ち悪くしている点も似ています。
原曲となっている「Memoro de la S^tono」の作曲は植松伸夫さん。
アレンジは、水田直志さん。

ちなみに、原曲の「Memoro de la S^tono」に対してこの曲の「Memoria de la S^tona」という曲名は、
男性形を女性形に変えた、ように見えますが、
じつは、エスペラント語には男性名詞・女性名詞の別はなく、
名詞はすべて「-o(複数形は-oj、対格は-on/-ojn)」で終わるようになっているので、
こんなエスペラント語はおそらく存在せず、雰囲気で名づけられた曲名ではないかと思います。


当初は、この3曲に加えて
「First Ode: Nocturne of the Gods」「Second Ode: Distant Promises」も打ち込んで、
5曲同時更新を考えていたのですが、
Searching Friends」のayameさんと、
FF11 Topino's Room」のTopinoさんがすでに公開されている2曲ですので、
もう知人が打ち込んでいる曲を改めて自分が打ち込んでもなあと思って、やめました。
そういうわけで、「Third Ode」だけという中途半端な形になっていますが、ご了承ください。
ちなみに、「Fourth Ode」以降は、そこまでゲームを進めていないので、まだ聴いていません。


それとは全く関係ないのですが、以前に触れた話題で、今日は
FF11プレイヤー、そして元プレイヤーは全員読め!と強引に勧めたい名作
ファイナルファンタジーXI プレイ日記 ヴァナ・ディール滞在記」の著者である、
永田泰大さんの「ゲームの話をしよう 第3集」「魂の叫び」発売日なのですね。
欲しいけど諸事情により保留! すみません!

またの名を「永田ソフト」あるいは「風のように永田」という、永田泰大さんのご活躍は、
ほぼ日刊イトイ新聞」を訪れれば、あちこちで拝見できるのですが、
その中のひとつ、「明日に向かって捨てろ!!」は、
永田さんともお付き合いの長い、スチャダラパーのBOSEさんに
ひたすら、いらない物を捨ててもらう、という、それだけの連載。
「それだけの連載」を人気・長寿連載にすることにかけては腕利きの永田さん、
相変わらず楽しませていただいています。

その、今日更新分より。
ファミ通WaveDVD」に連載も持っているつながりなのか、
"あの本"をもらってしまったBOSEさんですが・・・
(聞き手は、永田泰大さん)

明日に向かって捨てろ!! ~ボーズの脱アーカイブ宣言~

第51回『もらいものは、むつかしい』 より

http://www.1101.com/BOSE_junk/

ボーズ  『ヴァナ・ディール通信』、どうぞヨロシク!
      でね、ぼくはまったくいらないわけ、これ。

──   あははははは。

ボーズ  だって、開いた瞬間、
      まったく意味わかんないんだもん。
      「バリスタ新時代!」とか書いてあって、
      なにがなんだかほんとにわかんない。

──   だから、もらうその場で、
      「これは、いりません」
      って言えればいいんだけど。

ボーズ  そうなんだよね。ほんとそうなんだよね。
      でも、その場だと、まあ、
      「もらって、ぺらぺらめくって、
      捨てればいいか」って感じで。

──   でも、実際、新品の本を
      簡単に捨てられるかというと‥‥。

ボーズ  捨てらんないんだよねえ。

──   むつかしいねえ。

あはははは!

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