急にドカッとアクセスが増えていると思ったら
「FinalFantasy12.org」さんが、植松さんのインタビュー記事がらみで
当サイトを紹介してくださっていました。
よく拝見させてもらっているサイトなのでちょっと驚き。
※1 「石の記憶(Distant Worlds)」ですが、FF11をプレイしたことがある人であれば、その所属国やプレイ時間にかかわらずたいてい聞いていると思います。
【http://minstrel.squares.net/】 (Memoro de la ナ徼ono Remix)
がそのメロディー。
FF11の節目となる様々なクエストやイベントで流れていた曲です。
http://finalfantasy12.org/log/000224.php より
補足しますと、「石の記憶」と「Distant Worlds」と「Memoro de la ナ徼ono Remix」は
それぞれ、同じフレーズを使った別々の曲で、特に「Distant Worlds」は
だいぶ後になってから「石の記憶」の間奏部分のフレーズを使って作られた曲なので、
A: Main themes of previous installments means "Distant Worlds" in case of Final Fantasy XI and ...
というのも、ちょっと違うような気がします。
ただ、植松さんが間違えたのではなく、翻訳時のミスという可能性もありますねー。
「Main theme」というのがちょっと問題で、
FFシリーズでは、「テーマ曲(主にインストゥルメンタル)」と「挿入歌」を区別しています。
そのへんのニュアンスが、英語圏のFF音楽ファンには伝わってないのではないかと。
それでですが、「石の記憶」がどのようにアレンジされてきたか、図に表してみました。
アレンジではないので、図には入っていませんが、「Awakening」の3:14あたりからのメロディも
「石の記憶」の一部(「C」の部分)から取っていますね。
他にも、気づいていないものがあるかもしれません。
MIDIを開く
ちなみに、パソコンにiTunesを入れて、「帰ってきた植松ラヂヲ」をPodcastに登録して、
第3回の放送をダウンロードすると、番組内で「Distant Worlds」が全部聴けます。
この中で、1曲だけおすすめを選ぶとしたら、「Recollection」ですね。(「Distant Worlds」ももちろん良いのですが)
なんとなく、ファミコン時代のFFの曲を、その素朴さのまま音だけグレードアップさせた感じです。
MP3化したものもあります。
大本になっている曲は、FF11のオープニングムービーで使われている「''FFXI Opening Theme''」で、
その一部であるコーラス曲「Memoro de la Ŝtono(石の記憶)」がFF11のメインテーマであるようです。
そこから、多数のアレンジ曲が作られていますが、
特に「プロマシアの呪縛」では、この旋律自体がメインストーリーに深く関わっているようで、
随所に使われています。(「First Ode:」~「Distant Worlds」まで)
図を見ると、「石の記憶」のアレンジは大きく分けて「Repression系」と「Recollection系」に分類できそうです。
じつは、この図は、打ち込む予定の曲「Repression (Memoro de la S^tono)」の公開とともに、
そのぐらい重要な曲なんですよ! ということを示すために出すつもりで作ったのでした。
重要なだけではなくて、けっこう見過ごされている気がするのですが、じつはかなりいい曲だと。