2007年12月28日 11:42

今年は『FF』シリーズ20周年でした

もう2007年も終わろうとしていますし、こんなところを読む方には今更な話題ですが...
初代『ファイナルファンタジー(FF)』が発売されてから、この12月で20年が経ちました。

じつは筆者が『FF』シリーズの熱心なファンであった時期は短く、
発売日に購入したのは『FF6』だけです。
思い入れが強い作品はというと、3と6と、もちろん11で、
特に『FF3』では初めて、ゲームの中で流れている音楽に興味を持ち、
テープレコーダーを、テレビのスピーカーに押しあてて録音した幼い頃の筆者でした。
曲は『ドーガとウネの館』が大好きでした。もちろん今でも好きですが。
ついでに、初めてゲーム音楽をパソコンで打ち込んだのは『FF5』ですが、
これは、雑誌『マイコンBASICマガジン』に掲載された楽譜からの打ち込みでした。
初めて、曲から直で耳コピしたゲーム音楽は『FFタクティクス』だったと思います。

逆に、ナンバリング作品の中で未プレイなのは1,2,4,12ですね。
12は買うだけ買っておいて、いちども起動していないという酷い状態ですが(笑)、
いずれは『ドラクエ8』ともども起動したい...もとい、クリアしたいと思っています。

そんな記念の年ですし、各所で様々な企画があったと思うのですがあまり知りません。

エンターブレインからは記念本『ファイナルファンタジー レミニセンス』が発売中。
FF11はゲーム内容の紹介に12ページと、召喚獣や魔法一覧でときどき11の話も。
内容は、もちろん表面をさらっただけで、新情報や攻略ネタなどはありません。
FF11にどっぷり漬かっていると、冗談でなく割と『FF』であることを忘れてますが(笑)、
"FFシリーズの中の一作としてのFF11"を俯瞰できるのが、なかなか新鮮です。

FFシリーズの主要開発者9人へのインタビュー記事のうち、FF11にも関わった方では、
天野喜孝さんが金屏風ヴァナ・ディール地図を制作された際のお話があったり、
坂口博信さんはFF11をオンラインゲームとして仕掛けたいきさつを語られていたり。
植松伸夫さんも、もちろん登場されていますが、FF11の話題は特にありません。
さらに、田中弘道さん(プロデューサー)や石井浩一さん(初期ディレクター)の記事も。
田中さんはおなじみですが、石井さんがFF11を語るのは久しぶりでしょうか。

石井さんについては、あまりFF11プレイヤーの間では話題にならない人物ですが、
開発当初から、シナリオの加藤正人さんとともにFF11の世界観を作っていたはずで、
石井さんの代表作『聖剣伝説』シリーズとFF11の世界は繋がりが感じられます。
たとえば、FF11の世界である"ヴァナ・ディール"という名前は、
おそらく『聖剣』の世界"ファ・ディール"と何らかの意味を込めて繋げているのでしょうし、
クォン大陸、バストゥークといった地名は『聖剣』でも登場していましたね。

あと、『アルティマニア』などで知られるスタジオベントスタッフも記念本を作っていて、
『キャラクター編』『ストーリー編』『バトル/モンスター編』とスクエニから発売予定
ベントスタッフの本といえば『ALL ABOUT』時代から内容の濃さと独創性が際立ち、
『FF』シリーズでは7以降、11を除く全ての作品の攻略本を作っていますが...
シリーズ中でも特殊なFF11についてどこまで扱ってくれるのか、気になるところです。

あと、これまた『マイコンBASICマガジン』以来の伝統として必ず扱う音楽ネタですが、
植松さんインタビューは当然として、他の作曲家をどこまでフィーチャーしてくれるか。
水田さん谷岡さんも良いですが、『FFX-2』の松枝賀子さんの近況が気になります。

そして、ネット上での白眉は以前にもご紹介したThe Final Fantasy Retrospective
『FF』の20年間を振り返る、約3時間半の大作ムービー(英語)です。
海外でも、こんな気合いの入った作品を作ってくれるシリーズになったのですねえ。
あ、最後になりますが、20周年おめでとうございました。

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コメント(2)

いきなりブログとは内容違いますけど・・・

あけましておめでとうございます^^
今年も何卒宜しくお願い致します。
といっても、毎年冬のクリスマス時期の音楽でお世話になっているだけですが、もう去年ですけどクリスマスまで音楽を使用させて頂きありがとうございました。
今年も、もしその時までサイトを運営してたら使わせて頂ければと思っています^^

FF20周年、本は立ち読みでサラサラとしか見ていませんけど、結構内容がよさそうですね。
石井さんが関わってた頃のFF11が懐かしいですね。
聖剣で、クォンやバスの地名が出てたというのは初耳でした。

私の思い入れあるFFは7、8、10、11、あと外伝でFFTですね。
FFTでは崎元さんの音楽に惚れ込み、FF12も素晴らしい音楽でした。
是非、12も何とか頑張ってクリアして下さい^^

FF、私初めてプレイしたのが7なんですよね。
その前のFFも遊べる年齢ではあったのですが、RPGの良さを理解してない時で遊んだことありません。
7になって、グラフィックの凄さから手を付けたのが最初で、以降はずっと遊んでいます。

10-2も遊びましたがちょっと毛色が・・。
でもBGMは好きで10-2のサントラは買いました。
FF4のOPムービーをニコニコで初めて見ましたけど、ムービーの凄さにも驚きましたけど、歌も素晴らしいですね。昨年のFF3もそうでしたけど感動しました。
DSの凄さを思い知ったり・・・。
アルタナ、発売されましたね。
私、まだほとんど遊んでいないので判りませんけど、良い音楽が多いそうです。
早くサントラ発売されないかな~と思ってたり。
遊べない分、音楽だけでも味わいたいです。

FF13は植松さんではなく、浜渦さん?らしいのですが、これもプロモでしか聞いてませんけど、すごい迫力でした。今年中に・・・発売されるのかなぁ・・?。
その前にPS3持っていませんけど(汗)

長くなってすみません。
ではではお互い良い一年となりますように・・・。

どうも、あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いしますー。
って、ほんとは記事を立てるべきなのでしょうけれど、
こちらで失礼します。

『ファイナルファンタジー レミニセンス』はですねー、
まあ、FFシリーズ全体をさらっと見渡すのにほどよい量で、バランスの良い内容の本ですが、
“大全集”というほど濃く詳しく書かれているわけでもなく、
それでいて本の作りが豪華な分、お値段も高めですので、
インタビュー記事のほうをぱらぱら読んでみて興味をひかれたら、
「まあ記念だしな」ぐらいの気持ちで奮発して買うのが良いかと。

RPGって、最初はなんだかよく分からないものなのかもですね。
自分の場合、友人宅で初めて見た『ドラクエ1』がそんな感じで、
そのときは何が面白いのか全くわからなかったです。

崎元さん良いですよねー。『タクティクス オウガ』以来のファンです。
12やらなきゃなあ。今年こそやります。

『アルタナの神兵』の曲は、まだ1曲しか打ち込んでないのですが、
何曲か、やろうと決めている曲はあります。
年末年始で時間のあるときになんとかしたい・・・と、
いま2曲目を打ち込み中なのですが。
サントラ、早く出てほしいですね。