FF関連のCDの話題ということで、先に3点触れておきます。
植松伸夫さん公式ファンクラブ「犬耳家の親族」が年明けにいよいよ始動。
1月8日に仮登録受付開始、1月21日から正式に受付開始とのこと。
会員特典として、会員証や入会特典グッズ、DVD会報の発行、
公演チケットの優先受付や、会員限定サイトもあるとのこと。
メールマガジンでの速報という形で届きましたが、
Dog Ear Recordsのサイトにもそのうち掲載されると思います。
『FINAL FANTASY サウンドトラック・キャンペーン』というものが開催中で、
特定のCDショップなどでFF関連のCDを購入すると、
パスケースや、音楽のダウンロード購入で使えるmoraカードがもらえるとか。
ただ、新譜以外ということで、今回触れるCD2点は残念ながら対象外。
新譜こそ販促したら良いと思うのですが...。
また、以前の記事でちょっと触れました『SQUARE ENIX PRESS』ですが、
ゲームショップ等での店頭配布だけでなく、
『ディシディア』CDのサイトからダウンロードできるようになっています。
内容は、『ディシディア』の紹介だけでなく、
FF関連のCD・DVD28点の紹介・レビュー記事も載ってますので、
ちらっと読んでみると良いかも。
そして本題。
12/24に、『チョコボと魔法の絵本シリーズ オリジナル・サウンドトラック』と、
『DISSIDIA FINAL FANTASY Original Soundtrack』が同時発売されました。
どちらも、収録曲の半分以上は、過去のFFシリーズの楽曲のアレンジで、
ゲームをやっていなくても、FFのアレンジアルバムとして聴くこともできます。
まあ、単純にFFシリーズのアレンジアルバムとして聴くなら、
『チョコボの不思議なダンジョン 時忘れの迷宮 Original Soundtrack』
のほうが、個人的には、おすすめではありますが...
(ただこれ、1/3ぐらいの曲が未収録で、サントラとして見ると残念だったり)
『チョコボと魔法の絵本シリーズ オリジナル・サウンドトラック』は、
ニンテンドーDS用ゲーム『チョコボと魔法の絵本』と、
その続編『チョコボと魔法の絵本 魔女と少女と5人の勇者』からの楽曲を収録。
収録曲一覧はサウンドトラックの公式サイトに掲載されています。
こちらは『チョコボの不思議なダンジョン 時忘れの迷宮』と同様に、
h.a.n.dとJOE DOWNが制作したということで、
アレンジャーも『時忘れの迷宮』と同じ、JOE DOWNの高橋雄蔵さん。
オリジナル曲も数曲あり、こちらも高橋さんが作曲担当されています。
ただ、こちらは、もとがDSのゲームということで、
あまり音色の面での派手さは求められません。
そういう、どこか可愛らしい音が『チョコボ』らしいともいえますが。
FF1~6の曲が多いのは、シンプルなアレンジがしやすいのでしょうか。
そんな中、FF11からも、
『Ronfaure』『Ru'Lude Gardens』『Tough Battle』のアレンジが収録。
『Ronfaure』が移調されている以外は、わりと原曲通りで、
原曲の持つ雰囲気をそのままゲーム内に活かすような形になっています。
『DISSIDIA FINAL FANTASY Original Soundtrack』のほうは、
PSP用ゲームということで、音質的にも普通のアレンジアルバムとして聴けます。
こちらも、収録曲一覧はサウンドトラックの公式サイトにあります。
新規楽曲はスクウェア・エニックスの石元丈晴さんによる作曲で、
歴代FF楽曲のアレンジャーは同じく石元丈晴さん、関戸剛さん、鈴木光人さん。
個人的には特に、テクノ色の強い鈴木さんのアレンジが新鮮で、
"おなじみのキャラによる、別の次元のお話し"という雰囲気が出ていて好きです。
FF11からは、いずれもアレンジなしで、原曲のまま、
『The Federation of Windurst』『Battle in the Dungeon #2』が収録。
ゲーム中にはそのほか、『Awakening』も、やはり原曲で入っていますが、
なぜかCDには収録されていません。(収録時間の問題?)
いずれにせよ、FF11のサウンドトラックの収録曲と全く同じでして、
ちなみにFF12も同様の扱いとなっておりますので、
FF11と12の曲にしか興味がないという方は、あえて買う必要はないかと。
(そういう方がいらっしゃるのかわかりませんが...)
発売前の宣伝ではいっさい聞かれませんでしたが(少なくとも自分は)、
Your Favorite Enemies(YFE)というカナダ出身のバンドによる歌ものも、
『Cosmos』『Chaos -Last Battle 1-』『THE MESSENGER』と入っています。
『THE MESSENGER』はボーナストラックという扱いになっているので、
たぶんゲーム中で使われていないのだと思います。
3曲とも、作曲は石元さんで、作詞はYFEのAlex Fosterさんとなっています。
(追記12/29:
というか、『THE MESSENGER』って『Chaos』『Cosmos』の別アレンジ...?
ながら聴きだったので適当すぎましたすみません...
ついでに補足しておくと、ゲームを遊ぶとたまるPPを消費して入手する曲が、
各作品から1曲ずつ、全12曲ありますが(もっとあるかもですが未確認)、
『Awakening』を含めたそれら12曲がCDには未収録となっていますね。
すべてアレンジなしの原曲だと思うので、それほど痛くはありませんが、
『ディシディア』のCDは、FF11のCDより、はるかに多く売れると思うので、
『Awakening』を多くの人に届けられなかった、という意味ではちょっと残念。)
あと、エンディングムービーの曲『DISSIDIA -ending-』は、
FF1から10までの曲をメドレーでオーケストラ演奏した大曲です。
オーケストレーションは外山和彦さん。これ生で聴いてみたいですねー。
1年後ぐらいに日本で次のFFコンサートがあるって話でしたが...。
ちなみに、この2作(ゲームでいうと3作)、もうひとつ共通点として、
ゲーム中にサウンドプレイヤーがあるので、CDがなくても曲が聴けます。
(いずれも、ゲーム内で一定の条件をクリアする必要があります)
こういうサウンドプレイヤーって、もちろん、あったほうがうれしいのですが、
『ディシディア』CD収録のボーナストラック『THE MESSENGER』みたいな、
CDだけのお楽しみがもっとほしいな、というのと、
いずれもですが、ブックレットをもっと充実させてほしいな、と思います。
(まあこれは、それよりもWebサイトを充実させたほうが、
多くの人の目にとまって良い、という判断だとしたら、同意なのですが...)