友人に『FFクリスタルクロニクル(FFCC)』の音楽の大ファンがいまして、
その影響で最近はゲームキューブ版FFCCのCDもよく聴いています。
作曲はFF11で『Gustaberg』や『Awakening』を書いた谷岡久美さんです。
(正確には1曲だけ岩崎英則さん、主題歌も含めたほか全曲が谷岡さん)
生楽器で弾くならこれも良いですね。どっちかというと合奏したいですね。
ゲームアレンジ界隈ではFF11とどっちがマイナーなんだろう...。
谷岡さん自身のアレンジによるFFCCのピアノ楽譜というのが出てますが、
すでに新品では入手困難になっていたので、古本ですが購入してみたり。
『FFCCリングオブフェイト』の楽譜は2種類出ていてどちらも普通に買えます。
(谷岡さんの最新担当作『光と闇の姫君と世界征服の塔 FFCC』の、
E3に出展されたムービーが公式サイトで公開されてます)
水田直志さんの曲の整然とした作りはテクノと相性がいいと思うんですが、
谷岡さんの曲は、打ち込みではなんとなく味気なくなりがちな気がします。
やっぱりここは谷岡さんのソロアルバムですね! ってしつこいですが。
前はピアノアルバム希望って言ってましたが、
今は、『Sanctuary』風に様々な楽器が出てくるといいなあという気分です。
なんてことを考えつつ...
先日のアレンジCDの制作時に使ったCubase 4から、
今年発売されたCubase 5にバージョンアップしてみました。
そして最初に手をつけたのがこの曲です。(未完成です)
Battle to the Basic (experimental)
(FINAL FANTASY XI 『Battle Theme』より/作曲:水田直志さん)
もちろん新機能とか一切使ってないよ!
ファミコン風のアレンジは以前にもこれとかこれとかやっていますが、
"原曲の音色をそれっぽいのに置き換えただけ"に近かったので、
今回はもっと本格的に、なるべくファミコン音源の制約に沿ったアレンジです。
FF3の通常戦闘曲を参考に作り始めたのですが、
"ファミコンの音"にはなっても、"ファミコンのFFの音"には、なかなか...
ひと言で"ファミコン風"といっても、なかなか広い世界だということと、
あと、それぞれの曲にいろんな工夫がされていて、勉強になります。
今回は、主にYMCKのMagical 8bit Plugで音を鳴らしています。
(関係ないけどYMCKの『アラド戦記』エンディングテーマは良い歌です)
Magical 8bit Plugは、きれいな矩形波や三角波ではなく、
ファミコンらしく、ゆがんだノイズの多い波形を作ってくれます。
特に三角波(主にベースラインに使われる)がいい感じです。
ただ、イントロのキックらしき音(というかほとんどインパルス)や、
FFチックなビブラートは作れなかったので、そのへんはSynth1で。