2011年5月31日 22:40

アレンジCD『活動報告2010』より『Journey to the Infinite Lowbits』

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『活動報告2010』というアレンジCD向けに制作した曲を、改めて(手を加えつつ)ご紹介。
(現在公開中のアレンジ曲の一覧はこちらへどうぞ)


02. Journey to the Infinite Lowbits
FINAL FANTASY XI 『Voyager』 より
作曲:水田直志さん/編曲:Kago

MP3ダウンロード (4.7MB)
※2016/12/11 音源を2011年版に差し替え

レトロ調アレンジ、その1。

セルビナ~マウラ間の定期船で流れる曲。

FF11でいちばん好きな曲というと、この『Voyager』です。
自分の中での客観的な評価などは無視して、
まったく個人的な好みと思い入れによるランキングを作れば1位ということです。
そして、ゲーム音楽ですから、それはやっぱり思い出、
この曲を聴きながら、友人と一緒に初めて船に乗り、
ミンダルシア大陸から旅立つときの(ウィンダス出身なので)、
9年前のドキドキによるところなのです。

初めて船に乗った時に撮った一枚。2002年6月21日撮影。
今となっては古ぼけた写真のような画質、だがそれがいい。
まったくの余談ながら、当時はワールドカップ日韓大会の開催中。
筆者は学校とスタジアムでのバイトとでめちゃくちゃ忙しかったので、
ときどきヴァナ・ディールに遊びに行っては癒されていたのでした。

昔懐かしい感じのピコピコ音は、
チップチューンアーティストとして知られるYMCKの方が制作した『Magical 8bit Plug』と、
フリーのソフトシンセとして名高い『Synth1』を組み合わせています。
矩形波2音+三角波1音+ノイズというファミコン音源と同じ構成で、
あと三角波の音量は一定、といった制限事項も汲みつつ。
(その辺の仕様に関する知識はあまりないので大ざっぱですが)

今回、『活動報告2010』に収録したバージョンとは、音の響きをかなり変えました。
制作した当時は、リバーブなどのエフェクトはあっさり目に抑えて、
ファミコンの音楽などで実際に行われていた、
疑似エコーや疑似リバーブなどのテクニックで聴かせることにこだわっていたのですが、
今回は、聴き心地を重視して、積極的にリバーブなどを用いています。
レトロな音そのものを聴かせるというより、
レトロな音を素材として組み立てたアレンジ曲を聴かせるという感じですね。
もっと言うと、ファミコン時代のゲーム音楽って、
アルバムに収録するときにごてごてとリバーブなどを加えることが多かったですが、
自分はあれが割と好きなので、そういう方向を目指してみました。

レトロアレンジはこのほかに、あと2曲を後日公開する予定ですが、
それぞれ音源は同じでも、エフェクトの違いで聞こえ方がかなり違います。
公開された際には、聞きくらべてみてくださいませ。

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