7.27追記:公式サイトでこの曲の一部が試聴できるようになっています。
→ 2005/07/26付のトピックス「バージョンアップで追加された楽曲について」
先日、大型で非常に重いバージョンアップ0719号がFF11地方に上陸しました。
今日はその関連ネタ。
ここでは、ネタが切れたとき用のネタも用意しているのですが、
使わせてもらえないぐらい最近はネタが多くてうれしいやら何やら。
植松伸夫さんがFF11に復活!
って書くと大仰ですが FF11のために、新曲となるボーカル曲を書かれたようです
(本日発売の週刊ファミ通/ファミ通PS2より)
「Distant Worlds」
原作詞: 佐藤弥詠子 さん(「FF11 プロマシアの呪縛」シナリオ)・河本信昭 さん(同・ディレクター)
英語訳詞: Michael-Christopher Koji Fox さん(「FF11」ローカライズ)
作曲: 植松伸夫 さん(「FF」シリーズ・メイン作曲) (→ 公式サイト)
編曲: 水田直志 さん(「FF11」メイン作曲) (→ プロフィール)
歌: 増田いずみ さん(オペラ歌手) (→ Victor / 公式サイト)
バージョンアップの話まで戻りますが、
当日は、メンテナンスのためのサーバー停止と、
その後の、ゲームソフトのバージョンアップのためのダウンロードのアクセス集中とで、
終日ほぼプレイ不可能な状態だったようです。
オンラインゲームならではですが、特に後者は、タイミングや回線次第で
プレイできる人とできない人が生じるため、ちょっとしたストレスになります。
まあ、新しく改装された遊園地の入り口に大行列ができているようなもので、
遊園地に比べれば、いつでも何度でも、歩かず車も使わず、すぐ行列に並べるのだから、
1日や2日は、てきとうにほかの趣味に手を出しておくのが無難でしょう。
油絵とか。
籠入りは1週間で投げましたが。
そんな今回のバージョンアップで、新しい追加曲のダウンロードがあったようです。
それだけなら、珍しくはないのですが、
なんとその追加曲は、FF11には久々の登場となる植松伸夫さんが作曲された、
しかも、久々の(そしてゲーム中に流れる曲としては唯一の)歌手を使ったボーカル曲とのこと。
という話を、今日立ち読みしていた週刊ファミ通とファミ通PS2で見かけました。
植松伸夫さんと、ボーカルを担当された増田いずみさん、
(さらにファミ通PS2のほうでは、FF11プロデューサーで歌手を推薦した田中弘道さん)
に対するインタビュー記事となっています。
FF11の音楽関係のインタビュー記事は、
(後々うちの記事に使えるかもしれないので)全購入する方針なので、
「両方かよ!しかもけっこう話かぶってるし!」とか思いながらも2冊とも購入。
今回、技術的な問題をクリアし、FF11のゲーム中でもボーカル曲を流せるようになったそうで、
植松さんが今年5月の「E3」(アメリカのゲーム見本市)から帰国後に、
1ヶ月ほどで完成させたというこの曲。
もちろん、発売中のサウンドトラックには一切収録されていません。
つまり、この追加曲「Distant Worlds」はなかなか曲者で、
「プロマシアストーリーのクライマックスで流れる」(田中さん)
とのこと。
今回のバージョンアップで「プロマシアの呪縛」のシナリオが完結したそうですが、
籠入りはその前の「ジラートの幻影」シナリオすらクリアしていないので
まだまだ遠い未来の話です。
(註:「プロマシアの呪縛」と「ジラートの幻影」のシナリオは平行して両方を進めることができます)
もちろん籠入りだけの問題ではなく、
「今回の歌はこのシーンまでたどり着かない人は永遠に聴けないのかな...(笑)」(増田さん)
ってことで、
現在開発中という、次回拡張ディスクのサウンドトラックに、
ボーナストラックとしてでも収録していただければ嬉しいですね。
というか、そうしないと勿体ないでしょう。
●9.14追記:この曲は「iTunes Music Store」でのダウンロード販売と、
増田いずみさんのアルバムに収録という形で入手可能になりました(なります)。
ところで、言ってみれば、植松さんが曲を1曲書いたというそれだけの話を、
2誌×2ページを費やして紹介しているというのは、
邪推をはたらかせれば、8月のファミ通主催のイベント(こちらのエントリー参照)で、
増田いずみさんが登場して「ザ・スターオニオンズ」とともにこの曲を演奏する?
という可能性も考えられますが、考えすぎかな。
●9.14追記:イベントには増田さんが登場し、
「スターオニオンズ」とは別にですが、この歌を披露してくださいました。
さて、曲の中身については触れていませんが、
というか籠入りは聴いていないので触れようがないのですが、
「イギリス民謡っぽい、神秘的な感じ」
「『スカボロ・フェア』や『グリーンスリーブス』などの雰囲気に似た感じ」
「人間界の歌じゃないような雰囲気を意識していました」(以上、すべて増田さん)
という引用で代えさせていただきます。
「スカボロ・フェア」はサイモン&ガーファンクルの曲しか知りませんでしたが、
もとはイギリス民謡なんですね。
あ、それから、当サイトの名前にもドメインにも入っている
「Minstrel」(中世の吟遊詩人)という単語を籠入りが初めて知ったのは
Blackmore's Nightの「Shadow of the Moon」というアルバムでしたが、
そこにも、リッチー・ブラックモアが大好きだという「グリーンスリーブス」が入っていましたね。
・・・。
新曲発表! でも聴けない!
という微妙な状況らしく、微妙な空気で、でも前向きに、本日のエントリーを締めさせていただきます。
ご静聴ありがとうございました!
(※こっそり話:じつは、Windows版ならば、曲データファイルの入れ替えという手段で
この曲を聴けることを確認しましたが・・・これは最後の手段にしたいと思います
やっぱり、初めて聴くときは、ちゃんとした場面に合わせて聴きたいですからねー)
さきほど別ワールドのフレンドから『プロマシアの呪縛』ミッション完遂、との知らせが入りました。
その知らせの中で、
「無事クリアした。が、参加者のうちふたりは音声再生失敗エラーが発生して無音エンディングになった。こんなことをするために巨大アップデートにしたのか(苦笑)」
というくだりがあり、なんか特別な仕掛けでもしているのかナ…と思ったのちにこのエントリを拝見して、[なるほど]という心持だったのですが…。
実装されているヴォーカルトラック再生技術にやや危ういところがあるのかもしれない…と。
あらら・・・それは切ない。
「技術的な問題をクリア」しきれていなかったのでしょうか。
この週末を利用して一気に完結・・・という方はけっこういらっしゃいそうですね。
余談ながら、ボーカルの増田いずみさんはソプラノ歌手ということで、
最新のアルバムでは、件の(笑)「ハバネラ」も歌っていらっしゃるようです。
(註:「Words Unspoken - Pso'Xja」のベースラインと
「ハバネラ」(歌劇「カルメン」より)が似ている、ということで、
らい蔵さんがこの2曲をからめたアレンジ曲を作っていらっしゃいます。是非ご一聴を)