2005年9月 2日 21:20

SUMMER CARNIVAL 2005記 第2回「スターオニオンズ二色」

今回はスターオニオンズのライブとCDについて。
   1.やっとアルバムを買いました
   2.バンド「スターオニオンズ」とアルバム「THE STAR ONIONS」の関係は?
   3.アルバム「THE STAR ONIONS」とは
   4.スターオニオンズ・ライブ
   5.その顛末
の5部構成です。当然のごとく長文です。

うちのレポートはちょっと変わった形式になるので、
真っ当な、イベントをちゃんと追いかけたレポートを読みたい方は、
写真の多いファミ通.comImpress GAME Watch
すっきりとまとまったeLeMeNさん、
会場の雰囲気を濃厚に伝えるマイケルのゴブ紀行 -番外変-さんをおすすめ。



1.やっとアルバムを買いました

関西からはるばると東京まで「SUMMER CARNIVAL 2005」を訪ねた大きな動機は、
当サイト内の記事をいろいろと読んでいただければわかりますように
スターオニオンズ」を生で見たかった、ということです。

その割には、ライブに先立つこと数日、すでに発売されていた
FF11アレンジアルバム「THE STAR ONIONS」を購入していませんでした。
長旅でいくらお金を使うかわからないから、という理由を挙げましたが、
じつはもうひとつの理由がありました。

昨年、FFのオーケストラコンサートツアー「TOUR de JAPON」が全国各地で催されましたが、
その会場で、
植松伸夫さんの著書に、植松さんのサインが入ったものを売っていたのですね。
そこで、ふっとひらめいたのでした。
こんな、イベントにぴったりのタイミングで発売されたアルバムを宣伝しないはずはない。
もしかすると、サイン入りかも!

そこで、開場とともに飛び込んでCD売り場を見てみたのですが、
予想ははずれ、「THE STAR ONIONS」はサイン入りではありませんでした。
でも、わざわざ会場で買ったのも無駄ではなくて、
「THE STAR ONIONS」ジャケットデザインそのままの缶バッジがもらえたのでした。
(「THE STAR ONIONS」以外のCDを買ってももらえたのかは不明です)


2.バンド「スターオニオンズ」とアルバム「THE STAR ONIONS」の関係は?

ここで、どうもごちゃごちゃして、公式サイトを見ても良くわからない・・・
バンド「スターオニオンズ」と、FF11アレンジアルバム「THE STAR ONIONS」の関係を整理。

バンド「スターオニオンズ」は、昨年9月のイベントのために即席で結成されたバンドです。
その時は、水田直志さん(ベース)、谷岡久美さん(キーボード)、
関戸剛さん(ギター)、岩崎英則さん(キーボード)というメンバー。
打楽器がない編成ということで、ギターのストロークでリズムを作るなどの工夫もありつつでしたが、
演奏できる曲に限界があったようでした。

そこから発展する形で、
今後の「活動のベースとなるアルバム(水田さん・談)」として、
FF11アレンジアルバム「THE STAR ONIONS」が制作され、
また、今回のライブのためのバンド「スターオニオンズ」(いわば"バージョン2")が編成されます。

アルバム「THE STAR ONIONS」は、
水田直志さんのプロデュースのもと、
水田直志さんと谷岡久美さんがFF11に作った楽曲を、
水田直志さんと谷岡久美さんと甲田雅人さんがアレンジしたもの。
2曲のピアノソロを除くと、各曲のアレンジャーの打ち込みをベースに、
バンドメンバーに限らず様々な演奏者が、生楽器の演奏を加えている、という形になっています。

"バージョン2"(筆者がいま思いついて勝手に呼んでるだけですよ)のバンドメンバーのほうは、
水田さん、谷岡さん、関戸さんに、
アルバム「THE STAR ONIONS」でアレンジも担当した甲田雅人さん(シンセサイザー)、
待望のドラムス担当Michael-Christopher Koji Foxさんを加えた編成になりました。
(後述しますが、1曲のみゲストの羽入田新さん(ドラムス)も加わりました)

それで、バンドとアルバムの関係ですが、
(水田さんいわく)コアメンバーの、水田さん・谷岡さん・関戸さん以外は、メンバー構成もかなり異なっていること、
また、もとは同じ曲でも、ライブとアルバムの両者で全く違うアレンジになっているものもあること、から、
今回の場合は、
ライブのためのアルバム、という形でも、アルバムから切り出されたライブ、という形でもなく、
ひとつのプロジェクトから生まれた、ふたつの繋がり合った作品、ぐらいに、
筆者は考えていたりします。


3.アルバム「THE STAR ONIONS」とは

THE STAR ONIONS
FINAL FANTASY XI - Music from the Other Side of Vana'diel


01. Vana'diel March
02. Metalworks
03. Rolanberry Fields
04. Kazham
05. The Forgotten City - Tavnazian Safehold
06. Mog House
07. The Sanctuary of Zi'Tah
08. Awakening
09. Selbina
10. Blessed in Her Glorious Light -The Grand Duchy of Jeuno-
  女神の光に包まれて -ジュノ大公国のテーマより-

作曲: 水田直志さん(01, 03-07, 09, 10)、谷岡久美さん(02, 08)
アレンジ: 水田直志さん(02-05, 09)、谷岡久美さん(01, 06)、甲田雅人さん(07, 08, 10)
作詞: Michael-Christopher Koji Foxさん(10)

Acoustic Piano: 谷岡久美さん(01, 05, 06)
Soprano Sax, Alto Sax: 小池修さん(02-04)
E.Guitar: 関戸剛さん(03, 04, 06, 09)
Bass: 水田直志さん(03, 04, 06)
Drums: 村上広樹さん(04, 06, 10)

Vocal: Aundrea Hopkinsさん(10)
Chorus: Aundrea Hopkinsさん, Carol Gadsdenさん(10) (Dagmusic所属)

FF11で流れる原曲に基づいた、各曲のガイドも、以前に書きました。

the star onions
CDとおまけの缶バッジ。ジャケットの色がこのブログのバックと同じですね

川崎咲枝さん(FF11エフェクトデザイナー)によるロゴを中心とした、やわらかい色合いのジャケット。
公式サイト等でも押し出しているこのイメージから、統一された雰囲気があるように見えますが、
収録楽曲のほうは、むしろ統一感がなく、
水田さんの言葉を借りると、テクノみたいなのあり、バラードあり、歌モノあり、と、
FF11の音楽でいろいろと遊んでオモチャ箱をひっくり返してみたようになっています。

そのためでしょうが、このアルバムについては、「好き嫌いが分かれる」というのではなく、
1つのアルバムの中で「好きな曲」と「嫌いな曲」がはっきり分かれていて、
それが人によって全くバラバラ、というのが印象的ですね。

ジャケットではタルタルが笛を吹いていますが、アコースティックなアンサンブル曲はありません。
2つのピアノソロ曲(01, 05)を除いては、
各曲のアレンジャーによる打ち込みをベースにして、部分的に、生楽器に置き換えながら作られたように聞こえます。
甲田さんによる、完全な打ち込み曲(07, 08)もありますが。

原曲となるFF11のBGMと比較すると、
全体にただよう、ほの暗くくすんだ感じ、がなくなっていて、
すっきりと晴れた青空、あるいは夜空のような曲が多数を占めています。
でも、アレンジといっても、メロディまで変わるわけではないので、
それほどメロディが主張してくるところもなく、1曲の中での盛り上がり・下がりの幅も小さく、
(そういえば、『Awakening』の原曲はかなり高低差がありますが、アレンジではやや平坦に)
なんとなく流れているといい感じの曲が多いのは、FF11らしいところ。

やっぱり、お勧めするなら、FF11の音楽に魅力を感じている人・・・でしょうね。
それから、ジャケットから受ける印象と違って、
中身は素朴ではなく、ややくせのあるごった煮アルバムだということ、ご注意を。


4.スターオニオンズ・ライブ

さて、無事にアルバムを入手して、
もちろんまだそれを聴いていない時でしたが、
「スターオニオンズ」のライブも体験してきました。

FINAL FANTASY XI SUMMER CARNIVAL 2005
2005年 8月27日(土) 15時開場 16時開演
会場:日本青年館・大ホール

nihon seinenkan

イベントの舞台となった日本青年館・大ホールですが、
その昔、ザ・ドリフターズの人気番組「8時だヨ!全員集合」の
公開生中継が行われていた場所として有名ですね。
となれば、忍者屋敷のような、舞台がくるっと180度回転する仕掛け。
期待通り、使われていました。
コーナーが変わるたびに、くるくると。

「バリスタ・ロワイヤル」の決勝戦が終わり、記念撮影も終わったそのとき。
司会の方によるバンド紹介とともに、
ぐおーんと(音は聞こえませんが)舞台が回転!
何やらパーカッションのフレーズが繰り返される中、
反対側から、既に演奏体勢のバンドメンバー5人が登場!

ドラムのマイケルさんがスティックを打ち鳴らして、いきなり1曲目の演奏がスタート。
『Yuhtunga Jungle』(『FFXI ジラートの幻影』より)
打楽器のない編成だった前回のライブとは打って変わって、
いきなりリズムセクションを前面に押し出した激しいアレンジ。
ボンボンボコボン、ボンボコボコボンと腹に響く音。
ギターの関戸さんも、刻みでリズムを作る必要がなくなり、
今回はエレキギターを思う存分響かせていて、ロック色の強い曲になっていました。
途中にドラムソロなんかも入り、変化があってこれは楽しい。
普段、部屋や移動中に音楽を聴いていると、音楽というのは耳で聴くものだけれど、
こうして全身で聴く音楽も忘れてはいけないなあ・・・
なんてことを考えながら、リズムに乗っているうちに、1曲目が終わり。


谷岡さんのMCで、バンドの紹介。

「私たちは去年、一夜限りのバンドとして結成されたのですが、なぜかまたここに。
大人は嘘つきですからね。
特に私たちのような、30過ぎの大人は要注意ということで」
   (※記憶と他サイトさんの記事に頼っているので表現は実際と違うかもしれません、以下全て同じ)

なぜ30? "Don't Trust Over Thirty"ですか。

「今年の夏、海に行って泳いだ人! ・・・え、いないの?」

すみません、行ってません・・・。


いかにもライブのオープニングらしい『Yuhtunga Jungle』は、
アルバム「THE STAR ONIONS」のほうには収録されていない曲でしたが、
続く2曲目の『Rolanberry Fields』、3曲目の『Mog House』は、
アルバム収録曲の雰囲気をそのままに、バンド編成に合わせて再アレンジしたもの。
スターオニオンズというバンド名にふさわしく、FF11らしい、心地いい曲になっていました。

なのですが、3曲目の『Mog House』でアクシデントは起きました。
メロディーを奏でていた甲田さんのシンセサイザーの音が、突然、プツッと切れてしまったのです。
ドラムとベースのお二人はそのまま少しばかり演奏を続けていましたが、
ベースの水田さんが手を止めたのを見て、
ドラムのマイケルさんが、ドンドンドンジャーン! と締め。
観客からは笑い、すぐに拍手が沸き起こりました。
続いて「マイケルー!」「マイコー!」のシャウト。すでに会場を食っています。

それを見た谷岡さんが「なんかやってよ」とマイケルさんに振る。
「じゃあ、着替えます」と答えたマイケルさん。
メンバーは揃いのスターオニオンズTシャツを着ていたのですが、おもむろにそれを脱ぎ、
その下から、オレンジ色の、クリボーの絵が中央に入ったTシャツが。

谷岡さん「ちょっとまって、それ他社じゃん」
マイケルさん「えっ、買収したじゃないですか」

そりゃタイトーです。という関西人&アメリカ人のブラック漫才も見られました。

それでも直らないシンセサイザー。というわけで、先にメンバー紹介が始まりました。
まずは、常に108のネタを持ち歩いているといわれる、ギターの関戸剛さん。

「会社に着いたら、いつも暑いので扇風機を思いっきり回すんですが、その日はなぜか涼しかったんです。
おかしいなあと思いながら座ったら、ジーンズのチャックが全開になってまして。
おっ、と思って、チャックを開けたままいろんな角度から風を送ってみました。
皆さんも、おやっと思ったら、いろいろ検証してみるのもいいんじゃないでしょうか」

いつもどおり淡々とした口調で変な話を続け、会場を何度も笑わせているうちに、
シンセサイザーも復活したようで、今度は無事に3曲目の『Mog House』の演奏も終えたのでした。


3曲を終えたところで、残りのメンバー紹介。
プレスリーだかスターにしきのを黒くしたような、ビラビラのついたすごい衣装を
Tシャツに重ね着している、キーボード担当の甲田雅人さん。

谷岡さん「みんなTシャツでって言ってたのになんでそんなの着てるんですか」
甲田さん「だって、バンドですよ?」

バンドですよ、って。
バンドメンバーの中で、唯一、スクウェア・エニックスの社員ではない甲田さん(現在はフリーでご活躍中)。

「カプコンという会社で、水田さんと同期入社でした。それ以来十数年の付き合いです」

モンスターハンター、デビル メイ クライ、ワイルドアームズ・フォースデトネイターといった
担当作品の名前を挙げていくも、いまいち反応の薄さにちょっとがっかり気味。

甲田さん「いまモンスターハンター2を作ってますのでよろしくお願いします」
谷岡さん「今日は他社の宣伝が多いんですけど、うちのCDの宣伝も・・・」
甲田さん「あ、それを忘れちゃいけませんね」

はい、忘れないでください。
アルバム「THE STAR ONIONS」では3曲のアレンジを担当された甲田さんですが、

「ぼくの担当した曲は、思い切ったアレンジになっているのですが、
あんまりネットとかで叩かないでくださいね、へこむので」

谷岡さん「衣装は派手なのに弱気な甲田さんでした」

谷岡さんは落とし方が上手いなあ。
続いては、観客の心をつかみまくりのマイケル(Michael-Christopher Koji Fox)さんの自己紹介。
FF11では日本語版のメッセージ等を英語に翻訳しているマイケルさんですが、
以前は函館で中学校の英語の先生をしていました。
それがなぜ、スクウェア・エニックスに?

「ある日、校長室に呼ばれまして、校長先生は髪が薄くて、小太りで、58歳ぐらいで、
校長室のソファ、ソファってあの茶色いやつですよね、そこに座って、
校長先生に、お前はいつもかっこいいTシャツを着たりして、先生の鑑だって言われて、」

谷岡さん「マイケル? ・・・マイケル、切っていい? 時間押してんだけど」

「あ、はい、えー、そういうわけで、スクウェア・エニックスに入りました!」

関西人&アメリカ人の漫才、第2弾。爆笑&拍手。

続いては、バンドリーダーで、ベースの水田直志さん。
水田さんらしく、粛々と、アルバム「THE STAR ONIONS」のご紹介を。

「CD、会場でもう売り切れちゃったんですね、本当はおまけつきでもっと宣伝したかったんですけど」

最後に、メンバーとのかけあいも鮮やかにMCもつとめていらっしゃる、谷岡久美さん。
新作の「コード・エイジ コマンダーズ」(10月13日発売)と、サウンドトラック(10月19日発売)の宣伝。

「三十路を過ぎたんですけど、夏休み中の繁華街ではしょっちゅう補導されます。
スクエニの、セーラー服と機関銃こと、谷岡です!
・・・嘘ですよ」

どないやねん!


次が最後の曲です、という言葉に続いて、
その最後の曲のための、ゲストミュージシャンが紹介されます。
FF11宣伝プロデューサーで、植松伸夫さん率いるロックバンド「THE BLACK MAGES」のドラマーでもある、
「ハニー」こと羽入田新(はにゅうだ・あらた)さん。
自己紹介はありませんでしたが、観客からは「ハニー!」と声援が。
「ありがとうございます」と丁寧に応え、ドラム席につく羽入田さん。
それまでドラムを担当していたマイケルさんは、
ドラムの隣にある、パッドが並んでいるところに。(エレキパーカッション?)

そして、最後の曲が始まります。
『Awakening』
この曲はアルバム「THE STAR ONIONS」にも収録されていますが、そのトランス?アレンジとは全く違って、
「THE BLACK MAGES」ばりの完全なロックになっていました。
「THE BLACK MAGES」のメンバーも2人(関戸さん・羽入田さん)いらっしゃいますしね。
特にこのお2人の、歌い上げるギターと暴れるドラムが印象的。
席が前から4列目だったのですが、目の前でこういう激しい演奏をしているというシチュエーションで、
じっと座って聴き入るのもなんか違うなーと思い、手拍子足拍子をしちゃってました。
周りはだれもやっていませんでしたが。
寂しいので、わざとらしくバンドメンバーから見えるように手拍子してみたりね。
自分の手拍子も聞こえないぐらいだったので大丈夫だと思うんですが、うるさかったらすみませんでした。


曲が終わり、バンドメンバーが退場した後も、長い拍手が続き、
拍手はいつのまにか、アンコールを求める手拍子になっています。
バラバラだった拍手がなぜだんだん揃っていくのかのメカニズムが気になるんですがここでの本題ではありません。
やがて、ゲストの羽入田さんを除く5人が戻ってきて、
アンコール曲の演奏が始まります。
『Selbina』
これも、シンセ色の強かった「THE STAR ONIONS」アレンジから一転して、
原曲に近い、舞曲のテンポでしたが、ドラムスが入ると力強くなりますね。
アンコール曲も終えたバンドメンバーを、再び、盛大な拍手で見送りました。

stage


5.その顛末

とまあ、この時間と空間を共有するために、
関西からはるばると東京まで「SUMMER CARNIVAL 2005」を訪ねたのでした。
そのために、着替えをはじめ、かなりの大荷物をかかえています。

さかのぼること数時間・・・

日本青年館にたどりついたのはいいんですが、荷物が多すぎて大変。
座席まで持っていってしまうとご近所様の邪魔になりそうです。

ふっと見ると、ロビーの片隅にコインロッカーがありますよ。
おおこりゃ便利だなあと、
手荷物を残して全部押し込んでやりました。スッキリです。

スッキリした心持ちで、興奮のライブを終え、
興奮したまま、さあ帰ろうとロビーに戻ってきたんですが。
なんかロープが張ってありますよ?

あのすみません係員さん。
このロープの向こうのコインロッカーに荷物を預けてるんですが。
いえトイレじゃありませんロッカーです。

なんとか通してもらい、ロープの張られている中へ。
ロッカーを開け、ごそごそしていた時ですよ。

背後で聞き覚えのある声がします。

谷岡さんやん!
FF11では闇の王戦の曲『Awakening』を作られたところの、
絶対音感を持つピアニストであり、魅力的なメロディを産み出す楽人であるところの、
FFの音楽を聴いてゲーム音楽に興味を持ち、ゲーム業界に入られたところの、
谷岡久美さんにあらせられるではございませんか。

ロープの向こう側、帰っていくお客さんの中にいる、
谷岡さんのご友人らしき方とお話をされている様子。

これは、あれですね。
お話が終わったら、こっちの方を通って帰られますね?

荷物を片付けるのも忘れ、慌ててカバンの中をあさります。
急げ、いそげ!
見つけた、とカバンの中から取り出した物を抱え、
目の前を通って帰っていく谷岡さんを「すみません!」と呼び止めます。

差し出したのは、FF11の限定版サウンドトラックと、銀色のマーカー。
こんなこともあろうかと、大荷物の中に突っ込んでおいたグッズです。
自分の用意のよさに全米が感動しました。
パッケージを開いたときの、谷岡さんの「あ」という反応ですよ。
この反応のために神戸からでかいパッケージを持ってきたんです。
谷岡さんは神戸の大学に通ってらっしゃったんです。いやそれはこの際どうでもいいんです。
谷岡さんの旦那さんはイケメンらしいんです。いやそれはもっと関係ないんです。

屏風型になっている限定版サウンドトラックのパッケージの内側、
黒地に金色の字で曲名が並んでいるところに、銀色のサインをいただきました。
それから、お写真と。
こんなサイトやっててすみません。見てらっしゃらないと思いますが。
お時間いただいてありがとうございました。
コード・エイジも楽しみにしてますよ!

こうして、奇跡満載な遭遇は終わりました。
しかしまあ、奇跡満載はいいとして、
ライブの興奮が残ったままの状態と、
荷物の中からサントラとマーカーを取り出すのに焦ってテンパっていたのと、
谷岡さんの前で緊張したのとが合わさって、
三重苦ではないですが
小生とんでもないことになっていたでしょう。恥ずかしいなあ。

そういえばその時に谷岡さん、
友人の方と打ち上げの話をされていましたが、
やっぱり、打ち上げはまずヴァナ・ディール(生ビール)で乾杯、だったのでしょうか。

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コメント(4)

遅ればせながら、お帰りなさいませ。
今回の記事も、じっくりと時間をかけて拝見させていただきましたー。
や、なんか、自分が日本青年館に出向いた気分になりましたですよ。

そおですか、アルバムとバンドは、また違ったものだったんですね。
Awakeningのトランスバージョンやロックバージョンは、
何となく想像できるような、出来ないような。
元の曲が厳かで壮大な雰囲気の曲ですからね。
んー、やっぱりアルバムを買って聴いてみたいですね。

といいますか、谷岡さんと直でお話をされたのですか?
すご~い!いいなあいいなあ。まじで羨ましいですよ。都会っていいな(笑)

ありがとうございますー。疲れましたが、無事帰宅しました。

アルバムのほうは、
やっぱりayameさんのお好きなKazhamが、
アレンジ版のほうも気に入られるのではないかなーと、聴きながら思いました。
というか、これは自分が好きなんですがー。

> や、なんか、自分が日本青年館に出向いた気分になりましたですよ。
そう言っていただけると、長々と書いた意味もあったというものですー。
今回はネット配信されないのが残念なのですが、
多分、次回の「ヴァナ・ディール通信」の付録DVDに収録されるんだと思います。
アルバムも楽しいんですが、ライブ版も聴いていただきたいですねー。
弟さんから借りていただいてでも(笑)

Awakeningのライブ版は、やっぱり
静かなアルペジオからドカーンとクライマックスに向かう部分が見せ場でしたね。
あそこの、お互いフルートだかオーボエだか悩んだメロディは、
関戸さんがギュイーンとエレキギターを響かせていたのが印象に残りました。

> といいますか、谷岡さんと直でお話をされたのですか?
> すご~い!いいなあいいなあ。まじで羨ましいですよ。都会っていいな(笑)
しましたんですー。
谷岡さんは、会場を出て行く人波の側まで来られていたので、
そこで見た方はいっぱいいたのではないかなー、と。
これから楽屋に?帰られるところを呼び止めちゃったので、
遠慮してほんとにちょっとだったんですけど!
これがこれでこのへんが好きなんです! みたいな話はテンパっててできませんでした。
無論、こういうサイトでこういうのをやっていることも話せず・・・。
「コード・エイジ コマンダーズ」の曲はなかなか派手そうで楽しみなんです。
そんなことを言いました。
「買うこと」が最大の賛辞だと思います、うん(ということにする)。

似たような違うようなことですが、
東京へ行くと毎回しつこい募金やら街頭アンケートに引っかかるので嫌なのですが、
今回ばかりは「東京に住んでる人っていいな!」と思いましたよー。
ほんとうは「SQUARE ENIX PARTY 2005」だって、
「東京ゲームショウ」だって行ってみたかったんですが・・・。

スターオニオンズが演奏するアレンジといえば、
どうしても、プロマシアのサントラに収録されている、
グスタベルグのような雰囲気のアレンジをイメージしてしまうんですが、
どうやら全体的に雰囲気が違うようですねぇ。

>あそこの、お互いフルートだかオーボエだか悩んだメロディは、
>関戸さんがギュイーンとエレキギターを響かせていたのが印象に残りました。

へぇ、そうなんですか。その部分がエレキなんですね。
ロック調だと必然的にそうなるのか…。
イメージではエレピあたりになるのかなって想像してました。
ますます本物を聴いてみたいですね。


あ、そうそう、昨日書くのを忘れたんですが、
籠入りさんのサイト、カラフルになっててびっくりしました。
模様替えをしたのかな、と思ったらcssの記述ミスだったようで。
かなり見やすくなりましたー(^^;

アルバムにしても、ライブにしても、
前回のライブとはちょっと雰囲気が違うんですよねー。
そのへんのギャップを心配して、こういう文章を書いたのです。

スタイルシートのミスは、失礼しましたー。