2006年6月18日 12:20

ゲームとサラウンド

ここは日記ではないので、書く記事がないときは書かないのです。
頻繁に訪れてくださる皆様には心苦しくありつつも...。

トップページの上部に現在のVana'diel時間が表示されていますが、
ついに天晶暦999年になりました。以前の記事でも書きましたが、

★ヴァナ・ディール天晶暦(C.E.) 1000年1月1日午前0時 ("1000年問題"?)
   = 日本時間(JST)の西暦(A.D.) 2006年6月30日(金) 14:24:00
★C.E. 1001年1月1日午前0時 (第2千年紀/2nd millenniumの始まり)
   = A.D. 2006年7月15日(土) 00:00:00 (JST)

です。何が起きるか、それとも何も起きないか...。
※7/1追記:上の時間に誤りがあったので、訂正しました。

さて、こんな記事『モンスターハンター2とドルビーサラウンド』が気になっていたら、
ヘッドホンが壊れました。これはあれですか、買えということですか。
とはいえ、今まで使っていたヘッドホンとは、文字通り桁の違うお値段。
さすがに今までと違って1年に1個ずつ壊れることはないだろう、とか、
音ネタを扱うサイトをやってるんだから一点豪華でもいいだろう、とか、
自分に言い聞かせて、サラウンドでコードレスなヘッドホンを買いました。
買ったのは、この記事で触れているものほど高くはないですけれど。

で、当たり前ですが、初めからサラウンドの映画DVDなどは完璧なサラウンドで、いろんな方向から音が聞こえます。
この『モンスターハンター2』など、一部のゲームで採用されている「ドルビープロロジックII」は、
データの形としては2chのステレオで、今までとおなじケーブルが使えますが、
あらかじめゲーム機の側で5.1chを2chに変換し、それをヘッドホンの側で5.1chに復元することで、
やはりいろんな方向から音を出せるようになっているわけです。
ただ、やはり圧縮しているため、相性の悪い音というのがあるようで...こちらのブログの記事に詳しいです。

ともかく、『モンスターハンター2』についていえば、ちょっとした映画館のような広がりのある音に。
さすがに、胸が締まるような重低音や、内臓に響くような轟音は来ませんが、もちろんヘッドホンにそこまでは望めません。
ゲーム起動時にでかでかと「ドルビープロロジックII」のロゴを出すだけのことはあるのですね。

スクウェア・エニックスでいうと、2003年ごろから、たいていのゲームがプロロジックII対応になっているようです。
が、RPGだと、3Dアクションゲームほどサラウンドが生きにくいですね。
で、『FF11』ですが、パッケージには「ドルビーデジタル」のロゴが。
ただしこれは、オープニングムービーが(プロロジックではなく真の)5.1chで収録されているという意味で、
ゲーム中の音は普通のステレオと思われます。

ところで、「ドルビープロロジックII」は、普通のステレオの音をサラウンドにする技術、とも紹介されています
「ドルビープロロジックII対応」とわざわざ表現することとは矛盾するわけですが、よくわかりません。
わかるのは、「ドルビープロロジックII対応」でなくても、ある程度ならば音を広げられるという感じですね。

そこで『FF11』なのですが、PS2版とWindows版の両方で試してみましたが、
ヘッドホンが変わった分だけ、音質が変わった感じはしますが、サラウンドはいまいち実感できず。
音の出所が前なのか後ろなのかもよくわからない、という感じでした。

『FF11』の最後発はXbox360版ですが、
このゲーム機はドルビープロロジックIIに加え、普通のドルビーデジタル(真の5.1ch)にも対応しています。
(PS2は、DVDビデオ再生時のみドルビーデジタル対応です)
なのですがー、Xbox360版の『FF11』については、
売る側も遊ぶ側も、映像の話ばかりで、音がどうなっているかの話はまったく聞かれないですね。
筆者は持っていないので、なんとも言えないのですが、PS2版同様ということでしょうか。
だとすると、RPGの中ではこれほどサラウンドに向いたゲームは他にないと思うので、もったいない話ですが。


サラウンドというと、効果音がどこから聞こえるか、というようなところがまず気になるものですが、
おなじ「音」ですから、もちろんBGMの聞こえ方も変わります。
その点でも、やはり『モンスターハンター2』の音楽がサラウンドでいちばん化けるものになっていて、
「ドルビープロロジックII対応」というのは、そのすべての音に気を遣ってこそ標榜できるのですね、と。
ただ、ゲーム中には前作『モンスターハンター』の音楽も一部使われていますが、比べるとちょっとこもって聞こえるのが残念。
それだけ『2』の音楽が、サラウンドによって目鼻立ちがはっきりするということなのでしょうけれど。
『FF11』の曲の場合は、そのほかのゲームもそうですが、まあ好みによるかなあ、というような変化。

ちなみに、当サイトで公開しているMP3データをサラウンドで聞いてみると...。
あれ、こんな曲でしたっけ? というような、マイナスに化ける曲も...。

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コメント(5)

こんにちは。
『FF11』 for Xbox 360ですが、私は音環境をぜんぜん考えていませんでしたヨ
(それどころか、カスタムサウンドトラックで音世界をぶち壊すなんて事してたりする…^^;)。
当方はまだステレオ環境、しかもそれでかなり満足しちゃっている所があって、
Xbox360購入時に音世界に目を向けてませんでした。
そういうこともあり、Xbox 360版がサラウンド対応とは知りませんでした。
サラウンド環境に一歩踏み出すきっかけがこれまで無かったのですが(映画は殆ど観ない…)、
いいチャンスかもしれません。いい情報ゲットできました。
8月の『FF11』復帰にあわせて貯蓄していこうかしら(笑)。

#
自分の音ネタをサラウンド環境で鳴らすとどうなるのか…コワイですね(汗)。

連続投稿スミマセン!! 決定的に読み間違えました!!(汗)
ソフト側の対応はどうかは未知の領域、ですね。

どちらにしても、私も一点豪華で踏み込んでみようか、と動きつつあります(笑)。
結果については、後々報告に参上するやもしれません。

お騒がせしました。m( _ _ )m

らい蔵さん、いらっしゃいませ!
あ、そういうことです、ありがとうございます。
ここも、書き込みを消すとか、出来たらよいのですけれど・・・。

ゲームソフト側のプロロジックIIなり、ドルビーデジタルなりの対応状況は、
パッケージの裏側を見れば書いてあるはずですので、
ぱぱっとゲーム屋に行って見てくればよかったのですけれども・・・。
たぶん、ドルビーデジタルのロゴのみ=オープニングムービーのみ5.1ch、
というところではないかと思っています。
でも、ロゴだけでは、ムービーのみか、ゲーム中も5.1chなのか
本当のところは、わからないですけれども。

次世代機ともなると、MMOでサラウンドは当たり前になるのでしょうね。
高価なサラウンドヘッドホンも、次世代機やら、デジタル放送やらへの先行投資と思って。
でも、そういった環境が整う頃にはもっと良いヘッドホンが出てるんだろうな、とか・・・。
ご報告、お待ちしています。

そちらのブログへ時折書き込まさせて頂いていますが、
お返事も読んでいますのでー。
なんとなく、お返事への返答をすると、だらだら続いていきそうで、
負担にならないか・・・なんて、余計なことを考えてみたりします。

お久しぶりです。
予定より1ヶ月遅れでサラウンドヘッドフォンをげっとしました(あまりいいヤツじゃないですが^-^;)!!

あまり使い込んでいませんが、第一印象をご報告にあがりました。
ゲーム内効果音もなかなか方向感が出ていいのですが、BGMのトラックごとの位置の違いが歴然と出てました。
ログイン時の『Vana'diel March#4』は結構鮮烈で、おおッと思ったものです。
一方ログインした後のエリアはチョコボ飼育でサンドリア駐留で、街の音楽はステレオとの差はほとんど感じませんでした。
やはり最近制作した音楽データはそれだけ違うんでしょうなぁ…
(デジョンしたくないせいで、まだ『アトルガンの秘宝』エリアの音をチェックしてません[苦笑])。

『FF11』以外にもXbox360のゲームで試してみたくなってきます(笑)。
Xbox360版がいつ出るかナゾですが、(いま問題がおきてるらしい)
『ファンタシースターユニバース』あたりも…楽しみです(Xbox360版が出る頃にはさすがに問題は解消されるハズ…w)。

肝心の音ネタ作りがぱったり止まっていますが、《44100Hz/16bit/2チャネル》な制作環境は
変わる気配はなさそうです(失笑)。
このところ、HALion Symphonic orchestra[http://www.steinberg.net/726.html]あたりに
心揺さぶられそうになりますが、アカデミックでも高そうで
(汗; しかも必要要件が現在のPCスペックを超えている[涙])。

ご報告ありがとうございます。
初期のFF11は、サラウンド環境というかプロロジックIIに
「間に合わなかった」ような形だと思うのですが、
最近のものはサラウンドも意識されているのかもしれませんね。

『ファンタシースターユニバース』のPS2版はドルビープロロジックII対応なのですが、
実はプレイ中で、確かに後ろからも音が聞こえますが、
個人的な感覚としては『モンスターハンター2』と比べるとなにか不自然な感じもします。
音の鳴らし方というより、総合的な効果音や環境音の作り方の違いかもしれません。
(あと、ヘッドホンとの相性かもしれません。)
BGMは『ユニバース』だけに、全方位から音が飛んでくる感じはよく合っているのですが。
ただ、Xbox360版がもし真の5.1chサラウンド対応になるとしたら、また違うと思いますね。

サラウンドな音ネタ制作はもちろん予定していません(笑)
(それにはまずPCのサウンドカードを変えなければ・・・)
最近、初めて録音と打ち込み音を組み合わせて編集してひとつの曲に仕上げてみたのですが、
こっちのほうの技術もまた、いろいろと難しいですね。