2009年3月22日 01:05

アレンジCD『活動報告2009』より『Theme of the Vana'diel String Quartet』

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『活動報告2009』というアレンジCDの形で制作した曲を、改めてご紹介。
(現在公開中のアレンジ曲の一覧はこちらへどうぞ)

05. Theme of the Vana'diel String Quartet
FINAL FANTASY XI 『Vana'diel March』 より
作曲:水田直志さん/編曲:Kago

MP3ダウンロード (3.0MB)
※2016/12/10 音源を2011年版に差し替え

弦楽室内楽って、生演奏だと弾くのも聴くのも楽しいんですが、
打ち込み音楽としてはすごく地味ですよね...。

解説などは追記で。


CDブックレットより:
昔、"Vana'diel String Quartet(VDSQ)"という企画を考えました。
「FFXIの曲は(中略)なので弦楽四重奏がピッタリだ! FFXIにちなんで11曲を弦楽四重奏にアレンジして、演奏しよう!」
なる妄想企画で、演奏はおろか、アレンジもこの1曲しか作らずに、企画はそのままお蔵入りになってしまいました。
というか、自分の中だけの妄想なら良かったのですが、ブログにも堂々とぶちあげてしまったので、今になって恥ずかしいです。


ブログでの追記:
問題の"大風呂敷"というのはこちらの記事ですね。
最初は、自分で弾けるところは自分で弾こう、とまで考えていたのですが、
いや、ブランクがありすぎて全然だめでした。ベタ打ちの方がまだ安心して聴けます。

で、1曲だけ打ち込んで、でもまあ、正直つまらなかったのでそのまま放置だったのですが、
Vienna Instrumentsというオーケストラ音源の、
いちばんお手頃なVienna Special Editionというものを買ったので、
その実力を試してみる、という目的で、改めて手を加えてみたアレンジです。
結果、音的にはかなりいい感じというか、段違いに良くなりましたねー。
(くわしくは、こちらで使用前・使用後の比較をしましたのでどうぞ)
さすが、プロが普通に使ってる音源だけあって、レガートの自然さに驚きました。
たとえば、この音からこの音に飛ぶときは、指や弓がこう動くから、こういう音が出る...
みたいなところまで補完して音を作ってくれている、ってことです。
(Special Editionだと、値段が安い分、録音データの量は大幅に削られてますが、
出音を作るエンジン部分は同じ...らしいです、たぶん)

原曲は、言うまでもなくヴァナ・ディールマーチですが、
今回のアルバムの中では、唯一、FF11初期の楽曲のアレンジみたいです。
やっぱり、あまり他の人がアレンジしていない曲を無意識に選ぶ習性があるみたいで...。
この曲にしても、アレンジではなく、音源が良くなったおかげで、なんとか収録できた感じですし。

で、アレンジについてはというと、まあふつうの弦楽四重奏です。
昔、自分がやっていたジャンルに近いです(コントラバスが入ってたり、もう少し人数が多かったですが)。
個人的には、このぐらいの人数での演奏というのは、
シンプルな音のコミュニケーションという感じで、弾くのも聴くのも楽しいのですけど、
CDとかで、できあがった曲だけを聴くとなると、そうとう地味なんですよね。
『弦楽四重奏による「ドラゴンクエスト」』ってアルバムが出ていますが、
よくこんな地味な企画が通ったなあと(笑) すぎやまさんパワーでしょうか。
そういえば去年、『ピアノと弦楽器の生演奏による世界樹の迷宮I&II』というアルバムが出ましたが、
こちらは、ストリングスというより、どちらかというとピアノとギターをフィーチャーしたアレンジで、
パーカッションも入っていて、クラシック慣れしてない人でも聴きやすいと思います。

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