2009年8月26日 23:52

20+1枚組のSaGaボックスセットを買ってみて

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そんなわけで、昨日Amazonから届きましたが発売日は今日だという、
サガシリーズのオリジナルサウンドトラックが一堂に集結したボックスセット
『SaGa Series 20th Anniversary Original Soundtrack PREMIUM BOX』
です。名前も長いけど、中身の収録時間はもっと長いです。

サガシリーズのサウンドトラック(アレンジ除く)が20枚と、特典DVD1枚。
サウンドトラックは、基本的に、単品で発売されているものと同じなので、
iTunesなどで開けば、登録済みの曲名情報などが取り込めるのですが、
『サガ フロンティア』のDisc1だけ、iTunesで曲名が出ませんでした。
というのも、このCDだけ、こっそりと7曲が追加されているからですね。
この追加曲、公式サイトのほうでは、存在をにおわせてすらいませんし、
パッケージにも「お・ま・け」としか書かれておらず、曲名などは不明ですが、
ゲーム中で聴いたことがあるので、いずれも未収録曲なのだと思います。
そんなわけで、公式サイトで試聴できるのは509曲ですが、
実際の収録曲数は516曲。ちなみに再生時間でいうと19時間弱。

ちなみに、『サガ フロンティア2』は、最初にデジキューブから出たときと、
スクエニからの再発売版で一部曲名が違いますが、これはスクエニ版。
あと『アンリミテッド:サガ』の「曲名逆じゃないの? 問題」はそのままです。
(CD1枚目の4曲目『驚異への不安』と5曲目『ジュディのテーマ』)

特典DVDの収録時間は、30分弱ですが、
ほぼインタビュー映像のみですので、時間の割に中身は詰まっています。
出演者は、植松伸夫さん、伊藤賢治さん、藤岡千尋さん、笹井隆司さん、
浜渦正志さん、小林智美さん、そして河津秋敏さん。
座談会形式ではなく、一人ずつに対するインタビュー映像を、
サガシリーズの歴史に沿って切り貼り編集したものです。

それでは実際に箱を開いていきますと、

小林智美さんの書き下ろしイラストボードも付属。
...って、まあ、普通の厚紙に印刷されているだけなのですが。

アーミック! アーミック!(うるさい)

CDのパッケージはこんな感じで、これだけ並ぶと壮観ですが、
それぞれ、紙ケースの中に裸CDが入ってるだけで、ちょっとさみしいです。
あと、ブックレットやライナーノーツのたぐいが全く収録されていないのは、
さみしいを通り越して、かなり残念ですねー。

全体的に紙で作られていて、エコな感じはしますが、高級感には欠けます。
そんな中でもっとも豪華に見える、CD収納用の箱...

まさかの組み立て式(説明書つき)!

組み立てていきます。ノリやハサミは使わず、折って重ねていくだけです。
エコでロハスでスローライフなのは大変結構なのですが、
定価2万のボックスを買って工作してるのはどうなんだろう...と、
人生を考えてしまうひとときではあります。

こうなります。中を開くと、こんな風に...

びろーーーーーん。ちょっと面白い。

で、結局のところ、買って良かったのかどうかというと、
『サガ フロンティア2』しか持っていなかった自分の場合では、
別々に買うのと比べて、プラス(手間・価格・特典など)と、
マイナス(ブックレットがない、パッケージが簡素、など)の差し引きで、
まあギリギリ、アリな選択かなあ、ぐらいの感覚。

すでにこのうちいくつかのアルバムを持っている人が、
箱と、特典DVDと、あとおまけ7曲のために改めて買うほどでもないかと...
まあ、基本、別々に買った方がいいね! ブックレットもつくし!
というわけで、これは、コレクターズ・アイテムという感じです。

あ、もちろん言うまでもないですが、中身の曲を聴くのは楽しいです。
公式サイトで、ほぼ全曲、509曲が試聴できますので、興味があれば。


CD20枚組というのは、もちろん自分が持っている中でも最多枚数ですし、
ゲーム音楽のボックスセットとしても、知られる限り、最多のようです。
(過去に、CD39枚組のナムコ音楽のCDボックスが企画されましたが、
発売中止になってしまったとか...)
そんなわけで、今回のSaGaボックス以外に、
自分が持っているゲーム音楽のCDボックスを紹介してみます。


『イース -フェルガナの誓い-』特典CDボックス
(プレミアム・ミュージックCDボックス in FELGHANA)
(8枚組/全173曲/非売品、ゲーム本体は8988円)
パソコン用ゲームソフトについてきた特典のCDボックスセット。
えー、1000円で売ってたので、このインパクトについ買ったというか(笑)
『フェルガナの誓い』というのは、『イースIII』のリメイクなので、
過去に発売された『イースIII』関連のCDをまとめてつけちゃおう、という。
それにしても8枚組はかなりやりすぎ感あふれてて素敵ですね(笑)
その後に発表されたファルコム音楽フリー宣言につながるものを感じます。


FINAL FANTASY XI Original Soundtrack PREMIUM BOX
(7枚組/全143曲/11000円) →当ブログの紹介記事
FF11の初期から『アトルガンの秘宝』までのオリジナルサウンドトラックに、
特典として、サウンドトラック未収録曲集とピアノコレクションズを追加。
ピアノコレクションズは、単品で発売されたものとはまったく別の曲目です。
その後『アルタナの神兵』も出たので、ちょっと中途半端ですね。
ただ、2枚の特典CDは、このボックスでしか入手できません。


FINAL FANTASY FINEST BOX
(6枚組/全183曲/非売品) →当ブログの紹介記事
ゲームボーイアドバンス版FF4、5、6のサウンドトラックセット。
この3本のソフトを全部買うと、抽選でプレゼントされたほか、
スクエニメンバーズのポイント交換アイテムに登場したこともあります。
ただし、瞬殺でしたが...自分はなんとか入手できました。


大神 オリジナル・サウンドトラック
(5枚組/全218曲/4830円)
ボックスセットの定義からは外れるかもしれませんが、番外編として。
単一のゲームのサウンドトラックとしてはこれが最多枚数でしょうか?
もし『MOTHER3』とか『スマブラX』のサウンドトラックがフルで出ていれば、
これを上回っていたかもしれませんが。(どちらも全部で250曲以上)


あと、持ってはいませんが、記憶に残っているものでは、
『ブレス・オブ・ファイア』のボックス(11枚組/全307曲/9240円)とか、
『キングダムハーツ』のボックス(9枚組/全229曲/15000円)とか、
『ウィザードリィ』のボックス(6枚組/全83曲/13440円)とか、ありましたねー。
『ウィザードリィ』のとか、かなり欲しかったのですが、高くて...。
いまはプレミアがついてもっと高くなっちゃってるんですよね。
ボックスセット、商品の性質上、どうしても限定生産になりがちです。
iTunes販売ならプレミアはつきませんが、それで万事解決というわけでもなく。
わざわざでかい箱を買うっていうのは、また違う満足感がありますからねー(笑)

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