“サウンドトラック未収録”の楽曲

FF11のストーリーは、基本的には、勝手に何かに巻き込まれるというより、
自分から動き、依頼を受けるなどの行動をすることで進んでいきます。
これを、クエスト(国からの重大な任務の場合はミッション)と呼びます。
この短いファンファーレは、
依頼を達成するなどの形で、ひとつのクエストやミッションが完了したときに流れます。

そこで得られる報酬は、ほとんどの場合はそれほど貴重なものではなく、
依頼を受けるより、自分で稼ぎに行ったほうがお金は儲かることが多いですが、
ストーリーを進めることで、ゲーム内で行ける場所や出来ることが増えていったり、
さらにはストーリーそのものの先を見たいがために、冒険者は依頼を受けるのです。
(2008/6/19 記)

コンフリクト競技(バリスタ・ブレンナー)で使われているジングルをそろえました。

FF11では、戦闘システムの仕様上、戦闘に勝利したときの音楽というものはありません。
では、FFシリーズ恒例の、勝利のファンファーレはないのかというと、
キャラクターがレベルアップした時に、効果音的な使われ方をしているのでした。
FF11は、他のFFシリーズと比べてもレベルアップに時間がかかること、
そして何より、ゲームの中とはいえ一緒に遊んでいるプレイヤーが祝ってくれるので、
レベルアップの瞬間がいっそう嬉しく感じるものです。
(2008/6/19 記)

吟遊詩人は、FFシリーズでも定番のジョブ(職業)でしょう。
FF11においても、サービス開始当初から用意されていたジョブのひとつです。

吟遊詩人とは、魔法のかかった歌を歌ったり、楽器を奏でることで、
間接的に戦闘を補助する役割を担っています。
ゲーム内で、吟遊詩人が歌や演奏を行うときに、流れる・・・というか、奏でるのが、この曲です。

楽器を持たない時は、肉声で歌います。音程はキャラクターによって違います。
管楽器を装備している時は、管楽器を吹きます。
弦楽器を装備している時は、弦楽器を爪弾きます。

普通は、これらのいずれかが流れることになるのですが、
複数人の吟遊詩人が、同時に歌う/演奏すると、
これらの旋律を重ねて、ひとつの曲にすることができます。
たまにお祭りなどで人が集まっているときに、
3パートでの合奏をしている吟遊詩人たちを見かけますが、
実際にぴたっと揃えて演奏することはなかなか難しく、
成功したところを聴くとちょっと感動します。
うまくアンサンブルができても、残念ながら特殊な効果は起きませんが。

もちろん、サウンドトラックには収録されていませんので、この曲の作曲者は不明。
「こればっかりじゃなくて、違う曲も演奏したい!」とは、
吟遊詩人たちの数年来の願いであったりします。