“Unreleased Tracks 収録”の楽曲

もともとはFF11の正式サービス開始(=発売)前に行われていた
βテストで使われた曲、らしいです。
発売後は長らくこの曲が聞けなくなっていました。が、
「ジラートの幻影」の発売によって、晴れてこの曲もクエストやミッションで復活。
また、2003年に行われたユーザーイベントの「盆踊り」会場で流れていました。
ちなみに、2004年の夏祭りでは、専用の祭囃子のような曲が用意され、流れていましたが、
こっちはもともと盆踊りの曲というわけではないので、和風でもなければお祭り風でもありません。

ゲーム内にある「船宿コーカバ」でもこの曲を聴くことができますが、
「あの日歩いた道」という曲名になっています。

「チョコボ育成」では、世界チョコボ厩舎協会VCS(Vana'diel Chocobo Society)の協力のもと、
各自がチョコボの育成計画を立てたり、成長したチョコボ同士を交配させたりと、
自分だけのチョコボ育成を楽しむことができます。
(公式サイト「2006.8.22 バージョンアップ」ページより) →公式サイト

2006年8月から、FF11の中で自分のチョコボを育てられるようになりました。
オンラインゲームなので、育成に必要なアイテムなどはもちろん協力して手に入れることができますが、
育成そのものは、自分ひとりで行うことになるので、
いままでのFFシリーズによくある、ミニゲームの感覚に近いでしょう。

チョコボ育成の計画を立てたりする時は、専用の画面に切り替わりますが、
その画面で流れるこの曲は、やさしく子チョコボを(あるいは卵を)見守るような、優しい曲です。
『アトルガンの秘宝』のサウンドトラックには収録されていない曲なので、
発売後に新たに書き下ろされた曲なのかもしれません。
作曲は水田直志さんですが、
最後にちらっと現れる「チョコボのテーマ」のフレーズは、もちろん植松伸夫さんによるもの。

結婚式で流れる曲です。
といっても、ゲームを進めていくと結婚式のイベントが起きるわけではありません。

「2人のプレイヤーキャラクターが、
お互いをかけがえのないパートナーと
することを宣言するものです。」(PlayOnline「ウェディングサポート」より)

FF11では、ゲーム内で出会った相手キャラクターと、
スクウェア・エニックスのスタッフによる進行のもと、
ゲーム内での結婚式を挙げることができます。
その会場で、新郎・新婦の入場時に流れる曲です。
作曲は水田直志さん

青年がワイヤーをつたって乱入してきたりはしません。
花嫁が背中から飛び降りたりもしません。
しかし、新郎新婦に参列者、神父さんも、生身の人間が操作しているので
何が起こるか分からないのが面白いところ、かもしれません。

ゲーム内にある「船宿コーカバ」でもこの曲を聴くことができますが、
「永遠の誓い」という曲名になっています。

魚釣りのゲームはFF11のサービス開始当初から存在し、
世界中の釣り場、釣り竿、釣り餌、そして釣りの腕前を考えて狙った魚を釣るという、
知識と経験がものをいう遊びですが、
そのシステム自体はシンプルで、釣竿を垂らし、何かがかかったら○ボタンを押すだけでした。

2005年の始めごろ、魚釣りのシステムに対して大幅に変更が加えられ、
魚がかかりやすくなった代わりに、スティック操作でかかった魚と格闘する要素が加わりました。
当初は、格闘中の曲として、既存の「Battle Theme」と「Battle in the Dungeon」が使われていました。
(通常の戦闘と同じく、フィールドエリアとダンジョンエリアで使い分けられていました)
その後、魚釣り専用の曲が2種類追加され、流れるようになりました。
この曲は、比較的小さな魚や、ガラクタがかかったときに流れる曲です。

小さい魚は、種類にもよりますが、全般に大きな魚よりも釣り上げやすいためか、
トロピカルで、どちらかというとのどかな雰囲気をただよわせる曲になっています。
作曲は水田直志さん

FF11の世界、ヴァナ・ディールにも夏祭りがあり、クリスマスがあるようです。
ほんとうは、現実の世界とヴァナ・ディールとでは時間の進み方が違うのですが、
現実の季節に合わせて、そのような季節ものの出し物が現れることがあります。
その内容は様々で、街中が飾りつけられたり、花火が上がったり、ミニゲームができる、など。

12月にはもちろんクリスマスシーズンとなり、街をイルミネーションが包んでいます。
ただ、特に英語圏において、特定の宗教を直接的に表さないように、
FF11の世界では「星芒祭(Starlight Celebration)」という正式名称があります。
この曲は2004年から追加された「星芒祭」用の音楽で、
「The Grand Duchy of Jeuno」のアレンジ曲となっており、その名の通りジュノの街で流れます。

その音を聞けば真っ先にクリスマスが連想される楽器・スレイベルをはじめ、
冬らしい、澄んだ音色を中心にアレンジされています。
しかし、残念ながらジュノに雪は降りません。
作曲・編曲とも、水田直志さん

この曲は、『FFXI OST Premium Box』の未収録楽曲集に収録されたほか、
iTunes Storeでも単体で販売されています。
(→ SQUARE ENIX MUSIC Download)

ゲーム内にある「船宿コーカバ」でもこの曲を聴くことができますが、
「星の降る夜だから」という曲名になっています。

「Recollection」の主旋律をエレキギターが奏でる曲です。
ベタなエレキギターは好みが分かれそうなところですが、
漢くさくて格好良いイベントシーンに不思議とマッチするためこの曲の人気は高いようです。
作曲は植松伸夫さん
何故かオリジナルサウンドトラックには収録されておらず、未収録曲集のほうに収録されました。

ゲーム内にある「船宿コーカバ」でもこの曲を聴くことができますが、
「もう一度だけ...」という曲名になっています。

魚釣りのゲームはFF11のサービス開始当初から存在し、
世界中の釣り場、釣り竿、釣り餌、そして釣りの腕前を考えて狙った魚を釣るという、
知識と経験がものをいう遊びですが、
そのシステム自体はシンプルで、釣竿を垂らし、何かがかかったら○ボタンを押すだけでした。

2005年の始めごろ、魚釣りのシステムに対して大幅に変更が加えられ、
魚がかかりやすくなった代わりに、スティック操作でかかった魚と格闘する要素が加わりました。
当初は、格闘中の曲として、既存の「Battle Theme」と「Battle in the Dungeon」が使われていました。
(通常の戦闘と同じく、フィールドエリアとダンジョンエリアで使い分けられていました)
その後、魚釣り専用の曲が2種類追加され、流れるようになりました。
この曲は、比較的大きな魚や、モンスターがかかったときに流れる曲です。

釣竿にかかった魚と格闘する、という状況がいままでのRPGではあまりなかったので、
極端な言い方をすれば、アップテンポの曲ならなんでも合うとは言えますが、
この、スティールパンやティンバレスなど軽快な音を多用した曲は、
作曲者の水田直志さんの、好みでもあるのでしょうか。

「Memoro de la S^tono(石の記憶)」(「''FFXI Opening Theme''」参照)の、途中の旋律から、
17小節と短いながらも美しく壮大な曲にアレンジされています。
曲調から想像できるように、「ジラートの幻影」ストーリー上の重要な場面、
中盤の山場といえる強敵を倒した直後の場面で、使われています。
最後の、重苦しいストリングスは、これから来る、さらなる苦闘を予感させます。

サウンドトラックの曲目を見ると、
「ジラートの幻影」は、のちの「プロマシアの呪縛」より曲数が少ないように見えますが、
こうした、短いイベント曲が「ジラート」ではサウンドトラックにあまり収録されず、
「プロマシア」では多く収録されている、という違いがあるため、
それも含めると、曲数は同程度になると思います。
原曲となっている「Memoro de la S^tono」の作曲は植松伸夫さん
アレンジは、水田直志さん

ゲーム内にある「船宿コーカバ」でもこの曲を聴くことができますが、
「天空を望みて」という曲名になっています。