『Autumn Footfalls』は、過去世界のロンフォールで流れる曲です。
昨年11月に催された2つのイベント、大阪の『アルタナ祭り』と、
アナハイムの『FINAL FANTASY XI Fan Festival 2007』で演奏されました。
原曲の作曲は水田直志さんですが、
アレンジと演奏は、『Awakening』同様、谷岡久美さんの手によるものです。

アルタナ連合軍と獣人血盟軍が戦争を続けている、過去の世界へ飛ばされた冒険者。
そこでは、アルタナ連合のいずれかの国の軍を選んで、傭兵として所属し、獣人軍と戦うことになります。

"カンパニエops"とは、傭兵となった冒険者が軍から指令を受けて働くミッションの総称です。
物資の調達や不審物の捜索といったものから、大規模な戦闘作戦まで幅広い指令がありますが、
ある程度大きな指令の場合、特殊なエリアに赴いて遂行する場合があります。
『アトルガンの秘宝』における"アサルト"に似たシステムですが、
そうした専用エリアでは、"アサルト"と同様に、通常とは異なる戦闘曲が流れます。

曲の構成そのものは「Fighters of the Crystal」によく似ていますが、
サビの部分は、これまでのFF11の戦闘曲にはない、明るく前向きな曲調で、新鮮です。
作曲は水田直志さん。

ヴァナ・ディール各地に突然現れた謎の物体、禁断の口(Cavernous Maw)。
それに触れた冒険者は、過去の、水晶大戦(Crystal War)の時代のヴァナ・ディールに放り出されることになります。
冒険者たちの時代が始まる20年以上も前、天晶暦(C.E.)862年のこと。
突如現れた謎の指導者が各地の獣人たちを束ね、サンドリア・バストゥーク・ウィンダス各国を攻撃(862年5月~7月)。
それにより、三国は大きな打撃を受け、議論の結果、ジュノを含めた四国によるアルタナ連合軍が結成(862年9月)。
そのような時代にやってきた冒険者は、傭兵として連合軍に身を投じることになります。

『アルタナの神兵』の舞台となる世界の大部分は、FF11の開始当初からあった場所。
ただし、その過去の姿です。
そして、そこでは音楽もまた、違ったものが使われています。
この曲が使われているのは、サンドリア王国の王都を囲む広大な森林地帯、ロンフォール(Ronfaure)。
現在のロンフォールでは、植松伸夫さんによる、あたたかく力強い楽曲が流れていますが、
過去のロンフォールでは、楽器の編成は似ていますが、切なげなメロディーを奏でています。
作曲は水田直志さん。

『アトルガンの秘宝』サービス開始から1年半ほどが過ぎた2007年9月、このような告知が掲示されました。

アトルガン聖皇により長らく禁じられていた闘獣試合「パンクラティオン」が、
熱き要望に応えて開幕の運びとなりました。
「パンクラティオン」とは、
魔獣マスターと称される人々が強化したモンスター「魔獣」を持ち寄って、
闘獣場のステージで闘わせる無差別級のリアルファイト。
噛み付き、ブレス、魔法など、なんでもありの過激なノールールで知られています。
さあ、あなたも自慢のモンスターを引き連れて、
このデンジャラスでエキサイティングな魔獣たちの祭典に参戦してみませんか?
(公式サイト『TOPICS』より) →公式サイト

「Colosseum」とは、もともとは古代ローマ時代に建造された円形競技場のことですが、
アトルガン皇国の皇都アルザビにあるものは現在、モンスター同士を戦わせる"闘獣試合"の会場となっています。
闘獣試合は、FF11においては、
冒険者同士による模擬戦"コンフリクト"、育てたチョコボを競争させる"チョコボサーキット"に続く、
3つ目の、プレイヤー同士が対戦できる要素です。(→詳しいルール

作曲は水田直志さん。音楽的には、
同じくプレイヤー同士の対戦に用いられる『Conflict: You Want to Live Forever?』を継いでいるとはいえますが、
数々の新しい試みを取り入れている『アトルガンの秘宝』の中でも一風変わった曲です。
特に後半の、2コードのみを用いたインプロヴィゼーション(即興演奏)風の展開は今までになく、新鮮な印象を受けます。