ワジャーム樹林――

皇都の西部を覆う広大な森林。
「ワジャーム」とはアトルガン語で「豊穣なる」の意。
その名のとおり、北部バフラウ段丘と合わせて形成される大雨緑樹林帯は、
巨大な巣を作る蜂や高速翼で滞空する鳥など樹林に育まれた豊かな動物相がみられる。
以前の林内は、皇国軍の築いた監視塔と巡視隊の林道パトロールによって子供でも野苺狩りが楽しめるほど安全であった。
しかし、防衛線の崩壊した今では皇都侵攻の恰好のルートとして、その林道がマムージャ軍に利用されているようだ。
(公式サイト『アトルガンの秘宝』ページより) →公式サイト

「Jeweled Boughs」とは「彩られた木々」。
FF11の世界には、すでにロンフォールやジャグナー森林、聖地ジ・タといった森がありますが、
この曲が流れる、ワジャーム樹林(Wajaom Woodlands)とバフラウ段丘(Bhaflau Thickets)は、
それらの森よりずっと明るく、色彩も鮮やかです。
曲調も、優しくやわらかで、ロンフォールと比べても旅愁の色は薄くなっています。


MIDI版
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「Xarcabard」のメロディでも使われていたファゴットですが、この曲ではまったく違う表情を見せています。
左右に行ったりきたりして目立っている楽器には、オカリナの音色を使っていますが、
オカリナは原曲の無機質なシンセ音を再現したいときに便利で、以前からときどき使っています。
なので、良い音源を使うと、オカリナが表情豊かな音色だったりして、逆にちょっと妙なことになるかも。

この曲などは、比較的これまでのFF11の曲調を汲んでいるといえますが、
『アトルガンの秘宝』では、いままでなかったタイプの曲が入ってきています。