Repression (Memoro de la S^tono)

「Repression」とは「抑圧」。
どちらかというと重く暗い曲の多いFF11の中でも、曲名どおり、特に重く、ぶ厚い曲です。

これまた「Memoro de la S^tono(石の記憶)」(「''FFXI Opening Theme''」参照)のアレンジ曲で、
これは作曲の植松伸夫さんご自身によるアレンジ。
同じく植松さんによる「Recollection」と比べると、人気の点では陰に隠れている印象がありますが、
これもまた名曲であると思います。

FF11のメインテーマである「石の記憶」には、10種類以上ものアレンジがなされていますが、
その中で最も、原曲の要素をとどめているのがこの曲でしょう。
とはいえ、最後の部分には植松さんらしいオリジナルのメロディーも現れます。

「石の記憶」のアレンジ曲を、個人的な判断で図にまとめてみると、

のようになりまして、
重々しい曲の多い「Repression系」と
美しい曲の多い「Recollection系」に分類できそうです。


MIDI版
聴く:

ダウンロードする: repression.mid(22kB)


MP3版 (一覧はこちら
聴く:

ダウンロードする: repression.mp3(3.3MB)


SMAF(携帯電話)版 (一覧はこちら
ダウンロードする: repression.mmf(10kB)


こういう隙間の少ない曲は、どのような音源でも比較的違和感なく聞こえやすいのですが、
この曲の場合、音の数を減らすように気をつけました。
自分の場合、重くしようとするとどうしてもガンガンに音を重ねてしまうため、
気がつくと30音以上が同時に鳴っていたり...してしまいます。
とはいえ、重々しくなければ再現にならないし...と、試行錯誤しました。
かなり多くの音を同時に鳴らしているため、
パソコンによっては再生中、動作が重くなる可能性がありますのでご注意ください。

また、原曲の笛は、メロトロン風のかすれたフルートになっていて、
特に最後の、原曲にはない、おいしいメロディのところの印象を決定づけているのですが、
普通のMIDI音源では適当な音色が見当たらず、うまく再現できなかったのが残念。
その分、自分の好きな音が使えるMP3版では、
しっかりとメロトロン・フルートを使ってみましたので、そちらもよろしければお聴きくださいませ。